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小泉城

2013-04-02 22:08:48 | 奈良県
 小泉城

2013/3/23

奈良県大和郡山市のお城めぐり

 小泉氏の居城跡に片桐且元の弟貞隆が構えた陣屋

≪ お城の概要 ≫

城名: 小泉城
よみ: コイズミ
別称: 小泉陣屋・小泉館・片桐城
所在地: 奈良県大和郡山市小泉町
現状: 高林庵・住宅街・小公園・小泉神社
築城年代: 室町時代、陣屋は元和九年(1623)
築城者: 小泉氏・片桐貞隆
形式: 平城
遺構: 復興隅櫓・移築城門
規模: 620m×500m(外郭)
文化財:
訪城日: 2013/3/23


≪ 訪城記 ≫

大和郡山城から小泉城へ向かう。

郡山城ホール前の三叉路を左折、すぐの近鉄橿原線踏切を渡り、大和郡山城を左手に見ながら西進、県道9号を道なりに南下する。県道249号大和中央道を横断して西へ進み、富雄川を渡り、アップダウンのある道を約700m行くと交差点信号の右側にコーナンがある。ここの駐車場に車を駐車させてもらう。

ここから徒歩でコーナン前の交差点を斜め右、東へ約60mで南へ路地を入って行くと池があり、この池沿いの対岸に櫓風の建物が見られる。この建物群は片桐且元の弟貞隆が起こした小泉藩代々の居城跡で、現在は石州流茶道宗家の居宅「高林庵」で子孫の方が住まれているようです。
池の終わりで左折し、住宅街の中を東へ約200m進むと、突き当りを左折、すぐに右折すると小泉城址碑のある小公園に着きます。この公園に城址碑と説明板があり、さらに東へ降りる階段があり、この位置が小高い丘の上だとわかります。階段を下りた路地を進むと県道123号に出ますが、この角の片桐城址碑がひっそりとあります。
小公園から来た道を帰り、池の西側の道を約200m南下すると小泉神社があり、この神社の南からの入り口に小泉城の移築城門があります。


≪ 歴 史 ≫

十五世紀末に奈良興福寺の衆徒についた小泉氏の城郭化した居館で長禄三年(1459)に小泉館を筒井順永んい攻められ、城を破却される。文明七年(1475)にも落城し、破却されている。
天文年間には小泉秀元が筒井順昭の姪を娶り、筒井氏に属する。
天正八年 (1580) 羽田長門守が陣屋を置く。
慶長六年 (1601) 片桐且元の弟貞隆が大名に列し、元和九年(1623)に小泉に入部して陣屋を構える。


≪ 写 真 ≫


櫓風の高林庵


小公園の小泉城址碑


片桐城址碑


小泉神社の移築城門

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR関西本線大和小泉駅より徒歩約10分。
<車>
西名阪道大和まほろばスマートICを降りて県道108号大和中央道を北上し、県道9号と交差する信号を左折、西へ進み、富雄川を渡り、アップダウンのある道を約700m付近の高林庵と住宅街が小泉城跡で駐車場はない。


≪ 位置図 ≫

高林庵


小泉城址碑のある小公園


小泉神社


紹介したお城の数 49城



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大野 信長,加唐 亜紀,有沢 重雄
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