神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

周りの人に良くしよう!

2018-02-16 07:58:24 | 宗教
周りの人に対する良い態度。
相手は人間だけではない。
動物や植物にも
愛情深く接しなければいけない。

ということを先週は書いてみました。



こんにちは ファーティマ松本です。

相手は人間だけではない!
動物だって大事である!
優しくしよう!
大事にしよう!
と、 イスラム教では確かにそう教えています。

預言者さん(彼の上に平安あれ)も、動物にとっても優しい方でした。

しかし、、、

やはり、、、

人間、大事ですよねえ。
動物をいっくら大事にしていたって、周りの人を蹴飛ばして歩いていたら、
ダメですよ、やっぱり。

では、この”周りの人”とは一体誰のことであるのか?
一体誰に対する態度を良くすればいいのか?
誰を一番大事にしなければいけないのか?
ということが問題になってきます。

基本的には、
「みーんなに」に良くする、というのが大事であります。
知らない人にでも、
知っている人にでも、
嫌な人にでも、
いい感じの人にでも、です。
いい感じの人に態度良く接するというのは、簡単ですよね。
誰にでもできることです。(フツー、フツー)
難しいのは、嫌な感じの人、または(ぶっちゃけ)嫌いな人に対し、
”良くある”というのは、そう簡単ではないですね。
はっきり言って、非常に難しいです。
しかし
全ての人に、良い態度、良いマナーで接すること、
そして愛情深く、寛大で、失敗を多めに見るといった態度は
イスラム教徒として、とても大切なものなんですねえ。(シンドイなあ)

そう!言うは簡単、でも行うは非常に難しい!!
だからこそ、
そのような人に対する神様からの報酬は、もっのすごいんですよ。
ヌワント!
そのような人たち(誰に対しても良い態度の人たち)は、神様から見たら ”あたかも”
「毎日断食をして、夜中(みんなが寝ている時に)一人で礼拝をずーっと行っているかのようなもの」
らしいです。

毎日断食をして、夜寝ないでずーっと礼拝なんてできますか?
できませんよおお、絶対に!
私なんてやろう!とも思わないですからね。
でも、人に良い態度で接すれば、それをやったと同様の報酬(又は善行ポイント)が
もらえるんですよ!
すごい”善行”扱いではありませんか!

 すみません、この報酬とか善行ポイントとかの意味は、そのうち書きますので
 今は、まあそんな物があるんだ、くらいに思っておいてください。
 又は、アマゾンKindleから発売中の「イスラム的現世の歩き方」
 を読んでみてください。そこにはちゃんと書いてありますので、、。
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最後の審判の日、
生きている間に、私たちが行った善行と悪行が計りにかけられます。
善行が重ければ、天国へ入れる可能性はかなり”大”!
悪行分が重ければ、、、、かなりヤバイ事になるわけです、ハイ。
おもしろいことに、
その善行の計りを重~くしてくれる一番の要因は、
なんと、この
 「人に良き態度、良きマナーで接すること。」
だそうです。
定めの礼拝がどうのとか、断食がどうのとかではないんですね。
おっどろきです!

さあ、
良いマナーが ”もっのすごい善行” であることは分かって頂けたとしましょう。
では
誰に対し、最もそれを気をつけなければならないのか?

答えは、
自分に近い人たちです。

自分に近い人といえば、 家族 ですよね。
家族に対するマナーなんて、今時 どこかに存在しているのでしょうか。
昔の日本であったら、”お父様、お母様”に対する礼儀というのがありました。
兄弟間であっても、上の子に対する尊敬の念というのがあったかと思います。
しかし、、
そんなもの、今やもう影を潜めすぎてしまって、一体どこへ行ってしまったのかわからないではありませんか。

礼儀?マナー?尊敬の念?ないなーい!
いやそれ以上に、いつも一緒にいるためか
緊張感など全くなく、言わなくてもいい事を平気で言ったりしていませんか?
学校や会社では、決して言わないようなことを
家族の人間には、何も考えずに言ったりしてはいませんか?
口だけでなく、手や足を使って、誰かを傷つけたりしていませんか?

日本のアニメなんかでは、
女の子が威張っていて、男の子をよくぶっ飛ばしていることがありますが、
現実はどうなんでしょう?
実際は、DVなどまだまだ多そうな気がします。
基本的な人権さえも、もう家族間にはないのでしょうか。

外では、穏やかそうで優しそうな人も一歩家に足を入れた瞬間、
おっそろしい人に変身してしまうことはよくあることです。
どんだけ外の人に対して”いい人”であっても、家の中の人から恐れられているとしたら
絶対に”いい人”ではないでしょう、その人は。

外の人にどう思われるかを気にする前に、
家族にどう思われるか、というのを考えたほうが良いに決まっています!

だんなさんが奥さんを思って、奥さんもだんなさんを思う。
親が子供を思って、子供も親を思う。
そういうのが理想ですねえ。

本当にどの家庭もそうであったら、
社会全体がどんなに良くなるでしょうか。
まずは、家庭内暴力がなくなるでしょう。
児童虐待もなくなるでしょう。
非行も減って、犯罪も減ると思います。

イスラム教では家族がとても大切であると、
教えられていますが、本当にその通りだと思います。



寄付を施すことは、イスラム教では5回の礼拝同様 義務でありますが、
その寄付も、なるたけ近い人たちにあげたほうが善行が高くなるんです。

親戚に貧しい人がいたら、その人に義務の寄付を与えるのは、とてもいいことなんです。
ついつい、遠い国で苦しんでいるイスラム教徒に寄付をしたい!と思いがちですが、
(もちろん、それはとてもいいことです)
まずは近場から、が正しい態度。

水に石を投げたら、輪ができますよね。
最初の輪はしっかり、はっきり見えますが、だんだんその輪が広がっていくと
消えてなくなります。
それと同じように、近くにいる人に一番強い思い、愛情、尊敬の心でもって接しなければいけません。

世界平和に貢献したい!と思ったとしても
自分の生活がだらけていて、または自分の家族に対する態度がなっていなくて、
なーにが、世界平和だ!と思っちゃいます。

まずは、自分の生活を直して、周りの人(家族)に良くしろと、
そしてもし困っている親戚がいたら、その人を助けろ、というわけです。
それから少しずつ援助の手を、外へ外へと広げていけばいいのではないでしょうか。


神様は、私たち一人一人にシリア問題に介入してもらいたいわけではありません。
ロヒンギャ問題を解決しろ とおっしゃってもいません。
パレスチナをなんとかしろ とおっしゃっているわけでもないのです。

私たち一人一人が、まずやるべきことは

神様が待つ天国に入れるよう、正しい道を歩き始めること。
(これはイスラム教徒、非イスラム教徒 全ての人に当てはまります。)
そして神様との関係を大事にするため(神様に愛され、祝福され、許してもらうため)
周りの人に良くし、助けの手を差し出す努力をすること、ではないでしょうか。

そうすれば、
必ず神さまから救いと助けが来て
世界中に広がる大きな問題が解決されていくと思います。

世界にはびこる”悪”への対応は、神様にお任せすればいいのではないでしょうか。
神様は、なーーんでもできるお方です。
私たちが想像もしないような所から、勝利と平和をもたらしてくださるはずです。

しかし、
公然と神様の決まりに従わず、家族を大事にしないでいて、
一体どうやって、神様が味方をしてくれると思うのでしょう?

イスラム諸国にはびこる悪政、汚職。
そして個人レベルに於いては、定められた礼拝を怠ったり
貧しい人ためにお金を使わなかったり
周りの人への態度がひどかったり、、、
そんな風では、いつまでたっても神様からの助けなんて期待もできません。


神様もクルアーンの中でこのようにおっしゃっています。

『本当にアッラーは人が自ら変えない限り、決して人々の運命を変えられない。』
(クルアーン 13:11)



さて、さて、


少し話が逸れてしまったので、元にもどしましょう。

自分にとって一番近い人達、、、

このダントツトップに立つのは、ずばり
両親です。
両親、、、あー重い言葉ですねえ。

両親の地位は、イスラム教においては、もっのすごいものがあります。
どんだけ、両親というのが”すんごい”ものであるのか。
どんだけ、大事に扱われなければならないか、というのは、、

もー、本当にいっぱいあって
”親不孝者”代表者の私には、ホント耳が痛くて痛くて、、、。
正直書きたくないトピックでありますが、
これを外すわけにはいきませんので、、、
仕方ない、、、
頑張って書くとしましょう。


それでは、来週からゆっくりと
両親(特に母親)について、神様はなんとおっしゃっているのかを
書いていきたいと思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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※レビューが5件もつきました。(o^^o)*
レビューを書いてくださった方々 どうもありがとうございました!!

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あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?

せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
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