淨空法師說法研究 / 浄空法師説法研究
~ ブログ開設にあたり ~
1.浄空法師について
浄空法師は今年八十五歳(数え年)を迎えられた。法師ご自身の発言によれば、法師は一日四時間の講義を行い、さらに四時間を経典の勉強など自分の勉強時間にあて、その他にも仏教徒としてお勤めをされているという。しかも、食事は朝と昼の二回、簡素な食事をするだけで十分だという。
そして見ていただければ分かるとおり、講義をする際は二時間もの間ほとんど姿勢を動かすことなく、水も飲まず、休むことなく「法」を説き続けるのである。
八十五歳という年齢で、そのような生活を送られていること自体に筆者はまず驚嘆する。これまでの修行の成果が正に今、健康という形で体現されているのだろう。浄空法師は真摯に仏教徒としての道を歩まれ、私たちに自ら模範を示されているのである。
時勢に媚びず、名利を追わず、世俗の縁を固辞し、法縁を結び、誠心誠意仏道を実践されている浄空法師の姿には尊敬の念を禁じえない。
2.ブログ開設の目的
筆者は仏法に関してまったくの素人だが、ここ二年の間、動画や書籍を通して浄空法師に学んでいる。そして学んでいるうちに「これを人に伝えないのは惜しい!」と思うようになり、ブログの開設を思いたったのである。このブログを通して筆者が学んだことを少しでも還元できればと考えている。
人が生きるうえで最も大切なことは、 “この世界の真相を理解すること” ではないだろうか。私たちの住んでいる世界がどういうシステムになっているのかを理解し、そこから自分の生き方や社会のあり方を根底から検討すること。大切なことはその一点に尽きるのではないだろうか。
仏法の素人である筆者としては、できるだけ広く学び、客観的によく検討しながら、理解を深めていきたいと考えている。浄空法師の説かれる仏法の智慧が、必要とされる方々の一助となれば翻訳する者として幸いである。
3.翻訳について
(1)ブログに用いる原文、参考文献は主に以下のサイト等を用いる。(ブックマークよりアクセス)
1.説法: 『浄空法師専集』 (中国語・繁体字)
2.動画: Youtube
(2)ブログ制作上の方針と注意点
・筆者の個人的な見解は示さず、ただ材料を提示することに徹する。
・翻訳の正確性には十分に注意し、もし誤りが見つかった際は随時訂正する。
・筆者または読者が誤訳を発見しやすくするためにも、中国語の原文と日本語訳の両方を掲載する。
・筆者は翻訳のプロではないので、翻訳する上では「文脈が通じること」を第一に優先させる。したがって直訳できない部分は柔軟に意訳を行い、同じ言葉であっても文脈によって訳し方を変える可能性があるので、あらかじめご了承いただきたい。
2011年5月吉日 管理人
~研究ブログを閲覧されている方々へ~
update 2013-07-30
1.基本事項
・筆者は部外者として学習・聴講している者です。
筆者は一人の学習者であり、手探りで学んでいる者です。
・この研究ブログは国内外の組織・団体とは一切関係はありません。
筆者は無所属で自発的に学び、如何なる固定的な立場もとりません。
・この研究ブログは個人的な学習とそのシェアを目的とするものあり、
いわゆる「公式サイト」というようなものではありません。
・この研究ブログはただ提示することを旨とします。
・参考資料は、説法の内容と関連するもの、日本人としての問題意識から提示するもの、分野を超えて共通する道理など、筆者の判断によって提示します。
2.引用・転載のご注意
・掲載している浄空法師の説法の原文に著作権はありません。引用、転載は自由です。原文・動画は無料で広く流通されているもので、無断で販売したり、内容を改訂することは禁じられています。
・上述の理由により、翻訳文もまた、学習の参考として引用・転載することは基本的に自由です。しかし翻訳文は素人翻訳のシェアですので、より適切な表現が見つかれば随時訂正を加えています。(細かな訂正に関する通知はしていません)
このような事情をご了承いただき、引用・転載の際は、できれば出所記事のアドレスを添えて、自己責任・自己判断でお願いします。
・日本語の翻訳文は、無料で公開するものです。
翻訳文を、販売目的で利用(コピー・引用・転載・印刷・出版等)することは一切厳禁です。
管理人
はじめての方はこちらからどうぞ
『弟子規』 日本語訳
http://blog.goo.ne.jp/fayuan/c/a722958c71e3a93383e029ee8a788c84
『弟子規』は儒教精神のプロトタイプ(原型)。
儒教における『弟子規』は、書道における “永字八法” のようなものです。
『太上感応篇』大意 日本語訳
http://blog.goo.ne.jp/fayuan/c/1bbd1274960a23e291067efeaa45473c
『太上感応篇』は道教の勧善書。因果応報の教えです。
<参考図書>
これらは仏法とは直接関係ないものがほとんどですが、ご参考に。
貝原益軒 『養生訓』 (講談社学術文庫)
江戸時代の儒学者・貝原益軒による、中国古来の書物と自身の実践経験を踏まえた養生法。
武者小路実篤 『人生論』 (岩波新書) *中・高校生のうちに
自然観察、人間観察を通して、読者を内的世界に誘う名著
河合隼雄 『青春の夢と遊び』 (岩波書店) *高校・大学生に
河合隼雄 『明恵 夢を生きる』 (講談社プラスアルファ文庫)
鎌倉時代の華厳宗の僧・明恵(みょうえ)の「夢記」の分析
加島祥造 『タオ 老子』 (ちくま文庫)
自然の法則を平易な言葉で解き明かした名著。老子の『道徳経』を英文から日本語に訳したもの。
エーリッヒ・フロム 『愛するということ』 (紀伊國屋書店)
英文: Erich Fromm 『THE ART OF LOVING』
高橋健二・編 『ゲーテ格言集』 (新潮文庫)
十代半ばから二十代にかけて座右の書でした。
勝海舟(江藤淳・松浦玲編) 『氷川清話』 (講談社学術文庫)
幕末から明治を生きた勝海舟の言葉。剣と禅からの学びが根底にあります。
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