浄空法師説法研究

浄空法師の説法に学びながら、日本語に翻訳して紹介しています。

防災の祈り、平和への願い

2025-01-20 | 参考資料
2022年7月26日、浄空法師が世を去り、その流れで浄空法師を私に紹介してくださった中西随功先生もすでに亡くなられていたことを知りました。ここにあらためてご冥福をお祈り申し上げます。

さて明日、2025年1月21日は「惑星直列」の日だそうです。
Star Walk(http://starwalk.space/ja/news)というサイトによると、
2025年1月21日の日没直後に火星、木星、天王星、海王星、金星、土星の6つの惑星が整列するようです。そのうち火星、木星、金星、土星は肉眼で見ることができるようです。

浄空法師の講経説法を聴いてきた人は、このニュースを聞くと2012年12月21日を連想するかもしれません。あの時浄空法師はご健在でした。そして地震だけでなく様々な災害に関心を持たれ、人々に身心を正すよう警鐘を鳴らされていたと思います。
浄空法師がご健在なら、今回の「惑星直列」に関連するニュースについて話をされたでしょうか。しかし、災害が起こる前に念仏を廻向することによって未然に防ぐことができたり、防げなくても緩和されるといった「念力」のお話もされていたはずですから、ご健在であれば警鐘を鳴らす意味でお話はされたかもしれません。

明日の惑星直列が何らかの現象を起こすのか。それは私にはわかりませんが、地震災害は各地で起こっているし、日本では南海トラフ地震に対する警戒について再認識したのもつい先日でした。感染症も現在進行形で蔓延しています。そして明日以降は「政治」「経済」の不安定要素がこれまで以上に増すことは確かです。

全世界と自分との関係は「一体」だと浄空法師は紹介されています。災害は世界のいたるところで起きているのであり、他人事ではなく、関心を寄せていなければなりません。「一体」であれば関わりのない事は一切なく、ニュースを聞くだけでなく「防災の祈り」「平和への願い」をもって関心を寄せることが大切ではないでしょうか。

昨年亡くなられた漫画家・鳥山明さん原作の『ドラゴンボール』に出てくる元気玉という技は「共同募金の原理」であり、一人一人のわずかな協力が大きな力を生み出すという素晴らしいイメージモデルを全世界の人々に共有させました。

誰かが人前に出て声高に語るというのではなく、一人一人が日常生活を過ごす中で、落ち着いて「祈ること」「願うこと」。それこそが私たちにできる唯一のことであり、私たちが地上に置かれた意味なのではないか、と私は思っています。

浄空法師は何度も繰り返し強調されていました。
 「一切法従心想生」・・・すべては心から生じる。
 「相由心生」・・・・・・相(物質現象)は心より生じる。
 「境随心転」・・・・・・境(環境)は心にしたがって転じる。

管理人



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