教育のとびら

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presented by 福島 毅

ポスター発表での振り返りワークショップ

2014-08-27 | マインド、メソッド、ツールなど
8月27日 東京都立光明特別支援学校でのポスター発表(教職員向け)での振り返りセッションならびにボードミーティングのサポートをしてきました。

昨年より光明特別支援学校では、各部(小学部、中学部、高等部など)ごとに、日頃の学習活動の取り組みをチームに分かれてポスター発表する試みをしており、今年は8月27日にこれが行われました。年内にはもう1回予定されています。

その際、今年はただポスター発表したり観たりだけでなく、きちんと振り返りをしたいという要望があがっており、その振り返りセッションの担当をさせていただくことになりました。

そこで考えた方法を共有したいと思います。

26チームあるため、発表ブース番号、奇数組と偶数組に分かれ、前半は奇数組発表・偶数組が見学。後半はその逆で先生方が動きました。
前半組13組の発表時間、後半組13組の発表時間、それぞれ30分です。

その際、手元にA4用紙1枚の個人振り返りシート(同じ項目が4つ並んでいて、4分割できるようになっている)を持参。バインダーにはさんで、みてまわります。
1枚の用紙に同じ設問セットが4つ切り取り線で切り取れるよう並んでいて、それぞれの見学場所(希望するNoのブースにそれぞれが散って行き自由見学する)のコメントを最低2つ以上記入するという課題で見学してもらいました。

よく付箋を使う方法がありますが、発表の傍から付箋を書いて渡してしまうと発表側は発表に集中できなくなります。
よって、渡すタイミングは、発表時間中ではなくて、発表後に時間に行うことにしています。

ポスター発表後は、各発表テーブルを囲んで椅子を配置しチームメンバーが集結します。そして、振り返りシートを切り取り線に沿って切り離し、メンバーの半分はチームの場所を守り、残りのメンバーは振り返りシートを郵便配達のように各発表チームに配って歩きます。ただ配るだけではなくて、2~3会話してもらうよう指示を出します。それが数分。その後、発表場所を守るチームと郵便配達をするチームが入れ替わりました。

その後、ホワイトボードを使ったミーティングをしてもらいました。
ホワイトボードを使ったミーティング手法については、前回の全員研修ですでにやっていましたので欠席者以外は全員がやり方を知っています。発表内容について、Good&Better(良かった点、改善点)を中心にグループ専用の振り返りワークシートに記入していきます。この時間が約40分です。

最後に、26チームすべてから、まとめた内容を1チームで1分程度で総括してスピーチしてもらい全体で共有しました。

===まとめ===
今回のポスターセッションの振り返りでは、各ブース発表+見学者の振り返り個人シート記入 ⇒ 各チームへの配達 ⇒ ホワイトボードミーティングでの振り返りセッション ⇒ 全体共有 を行いました。

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