教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

AI全盛時代到来だからこそ、大事にしたい生き方

2024-09-19 | 生き方・働き方改革

「〇〇とは何か?」という哲学的なお題で、2週間に一回のペースでオンライン対話会があり、それに楽しく参加させてもらっています。

昨夜は、「意識とは何か?」について語り合いました。
意識については、現代科学でも未解明なことが多く、「心とは何か?」「記憶とは何か?」などと並んで、身近でありながら言葉で説明するのが難しいし深いテーマです。

人類はその発展の中で、機械やロボット等の発明により過酷な肉体労働から解放されてきました。複雑な車の運転ですら、おそらく将来的にはかなり自動化が進むと言われています。

また、知的労働で言えば、複雑な計算や情報伝達をコンピューターが行い、知的な分野でさえ、次々とAIに置き換わっていっています。ある特定の専門分野のみで活用されてきたAIが、日常のあらゆるシーンで人間の思考を補佐する役が増してきて、知的生産の担い手になってきているわけです。

そんな中で、こんな話が出てきました。
「他人から指示されて、それにただ反応しているだけの状態。自分から問いを発したり、疑問に思って意見もせずにたたずんでいるだけの人がいるとしたら、もう生成AI以下になっちゃうね・・・」と・・・

確かに極端ではありますが、生成AIの登場で「人間とは何か?」が改めて問われているように思うのです。自分としては、人間ならではのクオリアを伴う”感動” ”感謝” ”応援” ”思いやり” ”まごころ” ”気遣い” など、機械やコンピューター、AIにはできないような身体感覚を伴った生き方をしていきたいものだと。

このように人間としてのイキイキした生き方というものもまた、意識的に体験していかないと、いつのまにか自動的に応答的に機械的になってしまう。だから、いっそう意識して暮らしてみたいと思った昨夜でした。

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