教育のとびら

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presented by 福島 毅

ドラマ「医龍」から学ぶチームビルディングとリーダーシップ

2014-07-12 | 番組、記事、書籍コメント
過去に放映されたフジテレビのドラマ「医龍」を観ると、チームビルディングやリーダーシップについて学ぶことができます。

このドラマは、天才心臓外科医の朝田龍太郎がチームをつくっていく物語。

現代医療の現場では、患者の診察~手術~術後に至るまで、関係スタッフが緊密な連携プレーをしていくことが求められています。
毎回、難度の高い手術シーンでは、執刀医・助手・看護師・麻酔医・MEなどのチームワークが必要です。
こうしたシーンの裏にある朝田龍太郎のチームビルディングとリーダーシップという視点で観ると、また違った面白さに出会えます。

私見ですが、このドラマからみえたチームビルディングとリーダーシップは、次のようなことです。


チームビルディングとリーダーシップ

1.チームメンバーをとにかくよく観察する。細かな行動パターンや言動から本質を見抜く。
 また、常に自分自身に問い、チームメンバーの状態を日頃からよく観る。
 <朝田が影からチームメンバーをじっと観察するシーンが頻繁に出る>

2.チームメンバーに乗り越えられるハードルを与える
 それぞれが逃げている問題をとらえ、機会をとらえて直面させる。
 また、それが乗り越えられる人間であることを信じる。信じて待つ。
 <信じて待つシーンでは、そのことを本人でなく他のメンバーAに伝えるシーンが多い>
 <このことは、当事者Aが問題に直面するとき、信じて待ってもらえることを間接的に伝えている> 

3.筋の通った理念と実行力を常に示す
 細かい策略ではなく、本当に大切なことを伝え続ける 
 <ときに、医師免許はく奪に相当するシーンがある。またとても無理ではないかというハードルがある。それでも患者を第一優先するという筋を通す。それに対する執念と努力を自ら示す>

ドラマでは毎回違うメンバーにスポットがあたり、それぞれの課題に直面させられます。
そのメンバーをどうサポートし、チームを強固にしているのか、このドラマにはそのヒントが詰まっている気がしています。
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