教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

ソリューション・フォーカスト・アプローチ

2014-09-14 | 番組、記事、書籍コメント
ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)の専門書「解決のための面接技法(第3版)」を読み始めました。
簡単に言えば、問題の原因や分析にフォーカスせずに、解決できる糸口をクライアントと一緒に見つけ出し、ステップバイステップで解決へと導く方法です。

これって、アクティブラーニングやコーチングの考え方によく似ていることに気づかされます。すなわちクライアント(コーチングで言えば生徒)には問題解決する力がそもそもあり、それを発見し励まし、適切な自己評価をさせながら段階的に解決していきます。1)専門家との対話→2)解決に向けての自分でのアクションプラン構築→3)小さな実行→4)自己評価(専門家との対話)→2) ・・・

解決法はすでにクライアントの中にある。
それをSFAの専門家はうまく引き出す。

問題解決アプローチは原因が一つ、それを正す正しい答えも一つ(故障した機械の部品を修理するような)課題なら有効なのですが、問題が複雑だったりいろいろな答えが考えられたり、専門家の提示する解決案がクライアントにとって抵抗感があるときに有効なようです。
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