教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

都立高校で30分のワークショップを提供

2014-09-24 | 研修・セミナー・講演など
本日、東京都立光明特別支援学校にてワークショップを担当させていただきました。

光明特別支援学校では、教員の全員研修にホワイトボードミーティングを取り入れることを決定し、簡易ミーティングを教職員があちこちで問題解決などで使えるようにすることを目的に研修を継続的に行っています。

今回は、その3回目。
ただし、今回提示された条件は、全員がそろうのは終業時間間際の30分のみ。延長なしです。
この短時間でいかに多くのアウトプットが出せるかが課題です。
つまり、そのためだけに、今回、私の方でファシリテーター派遣ということになりました。
いままでいろいろワークショップのファシリテーターを経験してきましたが、30分だけというのは最短時間ということで新しい試みでした。


今回は、光明特別支援学校の未来というテーマで、前回行ったミーティングの続きでした。
前回は、学年などのユニットに分かれてホワイトボードミーティングをしましたが、今回は分掌ユニットに分かれての話し合いです。

体育館に椅子のみ並べ、ホワイトボードの代わりに模造紙を使いました。
みなさん、話し合いの方法やグランドルールはすでに理解していますので、私の方からは、基本的な30分の流れを説明し、主に時間管理と流れのインストラクションをしました。

ファシリテーションの流れ
1.ミーティングのグランドルール説明(4分)
 ・言いたいことは遠慮なく言う ・今日はアイデアの拡散なので意見は否定せず記録 
 ・グループのファシリテーターは二人たて、途中で交代 

2.個人の熟考時間(5分)
 最初の5分。前回までの結果(模造紙にまとめたもの)が体育館の片隅に展示。
 それをみながら、個人でA4用紙にアイデアをまとめる。
 各個人はバインダーを持参しているので、A4用紙をはさんで利用。

3.ホワイトボードミーティング(前半8分、後半8分)
 前半は光明特別支援学校の未来に関する要望(黒ペン)  後半はその要望を提案する理由をメインに。(青ペン)
 記録は床においた模造紙に。ファシリテーターが記入。

4.まとめ(3分)
 提案された内容の中で、ベスト3を赤のペンでチェック。

5.終わりのあいさつと撤収手順説明

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30分でしたが、予想以上に密なコミュニケーションとアウトプットがありました。

このように、ホワイトボードや模造紙があれば、数人がさっと集まって、課題について話が進む。
むしろ、短時間で終わりが決まっているからこそ、集中して良いアイデアが出たのかもしれません。

今回は、研修という名でやっていますが、今後、自主的に職員会議の後や、必要な時に、ホワイトボードミーティングが行われる文化が根付いてくれることを願っています。
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