教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

理科カリキュラムを考える会

2011-01-10 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
理科カリキュラムを考える会に来ています。

ひとつ、興味深い講演として、モンテッソーリ教育の話しを国際モンテッソーリ協会の教師養成トレーナーの小川直子さんの話がありました。

モンテッソーリ教育では、認知心理学者や脳科学者などの知見を入れており、0~6歳の段階では、WHATを大事にし「吸収する力」つまり理屈ではなく五感を使って目の前に起こっていることを受け入れ、6歳以上はWHYを大事にして論理的思考の発達を目指し、「なぜ?どうして?応用できるのか?」という学習スタイルになるということです。

これは、自分がこのブログなどで主張していたことに合致していたので納得がいきました。「何をいつまでにやるのか」というのがカリキュラムの話の中心となっていますが、小学生の生徒で高校生の能力を持つような子もいますしその逆もあるような格差の時代です。概念形成の段階、発達段階などを考慮した学習方法・内容の検討が必要です。

モンテッソーリでの教員養成も特徴的でした。
免許を取ったとしても研修はずっと続いていくようです。また10年くらいの経験者がメンターとなって授業を見る、教育コンサルタントがまわってくるなどのフォローがしっかりしているということです。こうした、現職教員に対するフォローの必要性も大変同意できるところでした。





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