我が家のシナモン文鳥が先ほど、私の手の中で大往生を遂げた。
享年10歳。文鳥としては例外的な長寿だったが、スプーンから末期の水を
飲んだ後、あえぎの間隔がだんだん長くなり、最後に首をひと振りして、
8時13分に息を引き取った。
思えば数奇な運命の鳥だった。
黄色い嘴の、孵ったばかりで我が家に来たのが2001年7月。
その時から手の上が好きだった。
水浴びが好きな鳥だった。
まだ良く歩けないくせにお皿の水に飛び込んで、しぶきを上げていた。
最初は薄い黄土色の地味な鳥だったが、1ヶ月もすると頭に濃い色が出て
きて、もう次の月にはシナモン文鳥の模様になってきた。
このころから、PCのキーボードがお気に入りで、私の邪魔をして怒って
いた。目の周りが鮮やかな赤になったのもこの頃であったろうか。
私が沼津に転勤になった時に、足が弱いから東名のドライブには耐えられ
ないだろうと言う、言われも無い嫌疑に寄り上の娘の家に養子に出された。
そこでは、孫が生まれたり、飼っていた犬の調子が悪くなったりするたび
に放置されて、可哀そうだったので、下の娘が引き取った。
しかしここも共稼ぎで、なかなか籠から出してもらえずすっかり性格が
ひねくれてしまっていた。
私が浦安に帰ってきて、やっと我が家に戻ってきたのが昨年の秋、しば
らくは攻撃的だったが、すぐに思い出したのか自分の巣箱のように私の手の
中に入ってきた。手のひらに腰を落ちつけて、指の間に嘴を突っ込んで、
つまんで貰うのが何より好きだった。
今朝、籠の中で動けなくなっていたので、私の手に移した。もう戦闘的な
鳴き声を出す元気もない。
せめて水でもと、スプーンで飲ませて暫くすると次第に呼吸が荒くなった。
それも束の間、最後に首をひと振りして、私の手の中で逝ってしまった。
手の中で春を待たずに鳥逝けり 合掌
享年10歳。文鳥としては例外的な長寿だったが、スプーンから末期の水を
飲んだ後、あえぎの間隔がだんだん長くなり、最後に首をひと振りして、
8時13分に息を引き取った。
思えば数奇な運命の鳥だった。
黄色い嘴の、孵ったばかりで我が家に来たのが2001年7月。
その時から手の上が好きだった。
水浴びが好きな鳥だった。
まだ良く歩けないくせにお皿の水に飛び込んで、しぶきを上げていた。
最初は薄い黄土色の地味な鳥だったが、1ヶ月もすると頭に濃い色が出て
きて、もう次の月にはシナモン文鳥の模様になってきた。
このころから、PCのキーボードがお気に入りで、私の邪魔をして怒って
いた。目の周りが鮮やかな赤になったのもこの頃であったろうか。
私が沼津に転勤になった時に、足が弱いから東名のドライブには耐えられ
ないだろうと言う、言われも無い嫌疑に寄り上の娘の家に養子に出された。
そこでは、孫が生まれたり、飼っていた犬の調子が悪くなったりするたび
に放置されて、可哀そうだったので、下の娘が引き取った。
しかしここも共稼ぎで、なかなか籠から出してもらえずすっかり性格が
ひねくれてしまっていた。
私が浦安に帰ってきて、やっと我が家に戻ってきたのが昨年の秋、しば
らくは攻撃的だったが、すぐに思い出したのか自分の巣箱のように私の手の
中に入ってきた。手のひらに腰を落ちつけて、指の間に嘴を突っ込んで、
つまんで貰うのが何より好きだった。
今朝、籠の中で動けなくなっていたので、私の手に移した。もう戦闘的な
鳴き声を出す元気もない。
せめて水でもと、スプーンで飲ませて暫くすると次第に呼吸が荒くなった。
それも束の間、最後に首をひと振りして、私の手の中で逝ってしまった。
手の中で春を待たずに鳥逝けり 合掌
ペットには可哀想だが自分の役割を全うしての大往生 「あっぱれ!』と思います。
寂しくなりましたね。