耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

道端の花

2009年05月14日 10時01分28秒 | 都会の風景
 百花繚乱の好い季節になった。

 満開の桜、葉っぱが見えないほどのつつじの花、鈴なりの藤の花、集団で咲く
花は綺麗だし、薔薇や牡丹のようにひとつひとつの花が豪華なものもある。

 しかし、道端の雑草もよく見るとなかなかきれいな花を咲かせている。
 雑草という名前の草は無い、と言った人が居るとのことだが、その通りで野の
花にもすべて名前がある。写真の花は、ニワゼキショウ、オオイヌノフグリ、
カタバミであろうか。

 雑草とは、どこにでもあるありふれた草、勝手に生えて育つ丈夫な植物、と
いうような意味だろうが、それでもそれぞれに凝った作りの花を咲かせている。
こんな小さな花でも人工的に作ることなんかできそうにない程に精緻である。

 世の中でスポットライトが当たっている名花だけでなく、リタイア後の老いた
民草でも、それなりに頑張ってるんだよ、と言いたいね。

               どの花も花それぞれに美しき 蛙蝉


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2 コメント

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雑草という名の草 (引退素浪人)
2009-05-16 18:10:56
「雑草という名の草はない」と言われたのは昭和天皇でしたよね! 雑草、雑草魂、好きです。 余りに人為的に手入れされ形にはめて育てられた温室育ちの花々より道端で踏まれながらも自然の中を生き延びている雑草に魅力、健気さを感じます。 よ~く見ると本当に可愛い花がたくさんありますネ。
Audrey
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感心! (崇仁)
2009-05-19 16:50:47
なかなか感心。心が野辺の草花まで届くとは。
風流人の心まであと一歩まで来た感じがします。
私は以前から野の花にも心惹かれています。
自然の美しさから沢山のエネルギーを貰っています。
私はそろそろ達人の域かな?
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