耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

東京大学

2011年07月18日 17時33分02秒 | 都会の風景
 東大の安田講堂に行って来た。

 全共闘の思い出に耽るためではない。仕事の関係で無料のシンポジウムに
参加するためだ。

 随分昔に東大病院に一度入ったことがあるが、工学部は初めてである。安田
講堂が正門から入って正面にあることは知っていたが、地図で見てもこの正門
は地下鉄で行こうとすると不便である。内幸町から都営三田線に乗って、東京
で千代田線に乗り換えて根津から歩くつもりだったが、三田線に乗ったらその
まま春日駅に行くことが分かったので春日で降りた。ここから歩いて16分だと
言うことは調べてあった。

 カンカン照りの灼熱地獄の中、歩きだしたら、どうもおかしい。こんなときこそ
スマートフォンの出番だと地図を見ようと思ったが、画面が暗いのと電波が悪い
のとでうまく見ることが出来ない。
迷いながら折り畳み傘を差して三十分も歩いてやっと辿り着いた。太陽光発電
の話を聞く前から、太陽の偉大さを見に沁みて実感させられた。
ゴルフ場で重い芝に脚を取られながら歩くのもつらいが、アスファルトの照り返
しの中は、老人には耐えられない。

 久しぶりに大学の学食に入った。40年前の田舎大学と違って、組合員証の提
示も必要無く、なかなか立派なものである。グルメサイトにも紹介されていたの
で旨いものを喰おうと思っていたが、炎天下を歩いた後だったので、冷麺にした。

 終わったら6時だったが、まだ暑かった。安田講堂のすぐ斜め前に楠の大木が
あった。


 よく見ると、都内にも関わらず大きな木が多い。

 構内散策は又の機会にして上野駅まで歩いた。
不忍池では、スカイツリーが良いアングルで見えていた。


 蓮池では蕾がちらほら、午前中ならさぞ見事に咲き揃っていることだろう、
と思われた。

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