耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

那須塩原

2010年12月01日 22時04分14秒 | 郊外
 市内の公民館で、毎週土曜日にコントラクトブリッジのクラブが例会を開いている。
メンバーは大半が年金受給組のお年寄りだが、なかなか盛況で数年前から私も参加して
いる。この冬は那須塩原温泉のホテルで合宿することになり、連れて行って貰った。
というか、車が7人乗りなので運転手として動員された、と言うのが正解だろうか。

 折から全国が移動性高気圧に覆われた好天で、朝の肌を刺す寒さの中の散歩は、気持
が良かった。


   旅に来て空の青さと瀬の音と
   陸奥の紅葉舞い込む温泉のぬめり

 前回、南房総で合宿したときに、帰りに海ほたるに寄ったのを喜んでくれた人がいて、
今回は高価な(価値を判断する能力を持ち合わせていないが、見るからに高価そうな)
ワインを持ってきてくれて、御馳走になった。

   老妻が酌むボジョレの若い渋さかな

 歳古りた渋みの妻と新酒の猛々しい渋さの対称の妙を詠んだつもりだが、宴席で披露
したら「ボジョレ」は地名だから季語にはならない。詠むなら「ボジョレヌーボー」と
言うべきである、との異議が出た。さすが年寄りの集まりではある。帰宅して調べてみ
たら、私の持っている歳時記には、「ボジョレ」も「ボジョレヌーボー」も載っていな
かった。
 季語も季題も、時代に合わせて変わるべきなのだろうか。
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