耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

たけのこ

2013年05月04日 13時01分11秒 | 郊外
 新筍を食いたくて2-3のスーパーを回ったが、出てなかった。
近くの八百屋で聞いてみると、最近は売れないから予約が無い限り仕入れない
とのこと。おまけに今年はもう竹になってる、と言ってた。

 父は筍が好きだった。それももう竹になったような根元の硬いところをバリバリ食う
のが好きだった。わたしもそんな筍を食いたいと思った。

      竹の子を亡父の如くに食したし 蛙蝉

 じゃあ仕方ない。大多喜に行くしか無い。2年前、大多喜の道の駅で大振りの筍を
買った事が有る。大多喜は、土質が合っているらしく、筍の名産地で、専門の筍農家
も多い。

 例年は5月中旬まで出てるが、調べると矢張り今年はもう殆ど終ってるようだ。


 花輪まで下を走って、そこから京葉道路に乗った。ここから千葉まで、断続的に
無料区間が有り、東関道より割安だ。


 途中、市原の道の駅に寄ったが、筍は無い。ピーナッツを買って先を急ぐ。

 女子プロゴルフの試合をやっているらしく、看板が目立つ。そう言えばこの辺りは、
ゴルフ街道と言われ、ゴルフ場が多い。飛行機から見ると、一面かさぶたのような
ゴルフ場が続いている。


 10:45頃、目指す道の駅「たけゆらの里おおたき」に到着。

 有った。



 人だかりの中、朝堀の筍が並んでいる。良さそうなのを確保して、他の地元野菜を
物色して居るうちに、続々と客が殺到し、あっという間に完売。



 着くのが10分遅ければ、間に合わないところだった。
この写真は11:10の様子。



 隣のいちご売店でいちごを買ってジャムを作ろうという算段だったが、良い匂いが
するので見たら、そこで鍋いっぱいのジャムを煮詰めていた。結局瓶詰めをGET。
この方が余程経済的だ。



 折角来たから、地元の筍料理を賞味しよう、とパンフレットを調べて行った。



 来る時に見かけた道沿いの飯屋で、タケノコ定食。



 ついでに土産用の筍も、追加調達。
 親父に聞くと、新しい筍は茹でる時、糠を入れないと言う。縦に二つに切って、
皮を全部剥いて、糠を入れずにそのまま、沸騰して30分茹でる。エグミは皮に有る
からで、本場の筍だから、糠なんか入れると不味くなる、ということらしい。



 取り敢えず目的を達成したので、次は観光。



 大多喜城に登ることにした。出掛ける時は、雨がぱらつき、車の暖房が必要だったが、
昼からは良い天気になり、新緑が目に眩しい程。山の中には、高い木にまとわり付いた
山藤が満開。今年の藤見はこれにて代用。






 そして仕上げは、木更津のアウトレット。かみさんがどうしても寄りたいという
ので、仕方なく寄り道。



 帰りはアクアライン。

 うみほたるは混雑してたので、横目で見ながら通過。木更津から40分ほどで浦安まで
帰ってきた。便利になったものだ。


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