耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

敬老の日に思う

2011年09月19日 20時20分15秒 | 都会の風景
 今日は敬老の日だから、家の向かいのスポーツジムが無料だと言うので、
連れて行かれた。

 50m 泳いでサウナに入って、マッサージ機にかかって来た。
プールでは、ジジババが新興宗教の修行のようにくそ真面目な顔で歩いて
いて、異様で馴染めない。ジムには行かなかったが、おそらく機械相手に
非生産的な労働に励んでいる人たちが居たのだと思う。
そんなに体を動かしたいなら、山谷に行ってニコヨン(といっても知らない
人が多いと思う。昔土木工事などに従事していた日給240円の肉体労働者
のこと)でもやれば良い。被災地では労働力が不足しているはずだ。
 余程世の中に貢献できるし、使うことは容易だが稼ぐことが大変なことが
良く理解できる、と思う。

 人間の体は、誠に合理的にできていると思う。飢餓に備えて余剰なカロ
リーを体脂肪と言う形で蓄積することが出来る。それをただ食欲を満足さ
せるためだけのために食べ過ぎて、余計なエネルギーを消費して体脂肪
を無駄に消費しようとしている。まるで賽の河原の石積みだ。
 1日1$以下で生活している人達のことを知らないわけでは有るまいに。

 世の中にはまだまだ余力を残したエセ老人が多く跋扈している、と思う。

 戦後の混乱期を何とか生き抜き、高度成長期の日本を築き、やっと平
穏な生活を克ち得た本当の老人(我々の様な老人予備群ではなく)は、
もう働く必要は無いのだから、せめて静かな老後を過ごしてもらいたい
ものである。

   虫の音やいと穏やかに老いてあれ

 もう65を過ぎてしまった。世の中の基準では立派な老人かもしれないが、
回りのみんなには煙たがられるかもしれないが、もう少し頑張ってみたい。
 
   天高く泰然自若と老い居たし 蛙蝉
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1 コメント

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Unknown ()
2011-09-19 23:17:35
NHKの番組で、高年齢で高菜生産を起業し成功させた人の話があり、その中で、会社を定年になってからその会社に雇われた人が「私は定年後肥満と高血圧で悩んでいましたが、仕事について体を動かすようになってから体重が10kg減り血圧も大幅に下がりました」といっていました。
やはり、年をとっても社会貢献をしながら生活糧や心の張りを得るというのが一番のようですね。
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