『被疑者アンデルセンの逃亡』
400P近い厚みの上下巻なんて長編を読むタイミングが取れ難くなってから手を付けたらそら読了まで時間もかかる訳で。
だもんだから上巻のカバーがどっか行ったままなんだがそこは気にすんな。
一応人魚姫とマッチ売りの少女で続き絵になってるから並べた方がいいかなって。
海外作家の作品だけど翻訳が直訳じゃないのでとても読み易いです。たまにあるからな、文法が原文ママで噛み砕きや飲み込みにつかえを感じる場合の。翻訳者さんホントありがとう。
主人公は『あの』アンデルセンです。つーても童話作家としてバズる前の、貧乏拗らせて見た目も宜しくないとの残念なアンデルセンです。
そのアンデルセンがとある被害者が◯される直前に会ってたせいで犯人と目され、その濡れ衣を晴らす為に動く……ってのは割とよくある展開な訳だが。
………探偵役が多少アレでも助手が優秀(なんなら助手が本職。ネウロ並みに)ならなんとかなるし、探偵役が普通に優秀ならなんの問題もないのだが
探偵も助手もそこそこにポンコツとか、どうしようもねぇな((((;゚Д゚)))))))
まず(探偵ポジの)アンデルセンが、身内に精神的にちょっとアレな人が居るせいでか「ひょっとして僕は自覚してないだけで犯人なのでは⁉︎」と錯乱したり自白(?)したりします。ダメじゃん。
助手役。あの時代の食い詰め娼婦で学もないです。実はずっと持ってた証拠品に持ち主の名前が書かれてるのに読めないので活用出来てません∑(゚Д゚)べんきょうだいじ。まぢだいじ。
ポンコツ×ポンコツの捜査線とか難しかねーよなそら。
リアルにアンデルセンの生きてた時代の考察が生きているのか、現代に照らし合わせると驚くような展開もありますが、ある意味今の現代らしいネタでもあるなと思いますた。
人魚姫の見た目が変わるなぁ(*´Д`*)
や、これはある意味パロディだども。