『バディミッション BOND -ボンド-』《ネタバレアリ》
刑事モノだと思い込んでた時期もありました(遠い目)
主人公は刑事であり、相棒は世界的な犯罪者…と言う基礎設定は認識してたんだが、てっきり減刑的なもんで刑事と組まされてるヤツかと思ったら、刑事が犯罪者側に追いやられるパティーンのヤツでした。
あ、作品としてのベースは人と人の繋がりの大切さを謳った、暑苦しくも清廉な正義感を持った主人公と怪盗と詐欺師と忍者(え)のバディモノなのだが…野獣(怪盗)と仔犬(主人公)、忍者と詐欺師で基本的な組み合わせ(意味深)が構成されつつも、ミッションによってはコンビの内容は変わります。
基本任意なんでどう組み合わせても進行はするんだけど、条件を満たすとオープンされるサイドストーリーが結構あってさ。………うん、本編とは別のコンビの組み合わせ毎のサイドストーリーが6×18あって、サブキャラの余録もなかなかガッツリめにありましたよ(想定外レベル)
でだ、初期のうちは御し難い野獣に振り回されつつもドギー呼ばわりされてる主人公が喰らいついて、なんやかんやあった挙句に認め合うのだが、そこはいい。
忍者のおじさんに生理的にムカつく理由があって、詐欺師の美人(性格劣悪の粘着質)は「貴方の死因は私ですよ(はぁと)」と言ってちょくちょく小突き回していたのに、最終的にはこんなですよ。
…………出会った時は最悪の印象でも、感情の反転が起こってべっとりと惚れ込んでしまう事ってあるよね。や、話すとスゲー長くなるけど、そして互いの事情が超ややこしいんだけど。
忍者さん、モクマなんて名前なせいで「え、モノクマ?」とか思ってたりもしたんだが……あー、ホントにモノクマかも。基本、三の線でおちゃらけてるんだけど滅多に出さない本気を出すと鬼強いし(破壊力化け物級の)怪盗ビーストにもそっちのベクトルで絡まれてるし、女子に見境なくて嫌われてる……んだけどレベルの高い美人(詐欺師含む)には惚れられまくってるとか、結構なひとたらしですよねおじさん。思う所があって他人と深く繋がるのを避けてただけで。
で、最終的には「この私を傷モノにした責任、取って下さいよね」(ギロリ)の責任をマジで取ったと……なかなかに無いですよモクマさん(半笑)
ゲームとしては漢字に一部ルビが入ってたり、アクションの難易度がド下手さんにも優しい設定でお子ちゃまでも大丈夫‼︎……なんだけど、シナリオはなかなかどうして大人向きと言うか、伏線のばら撒きと回収が秀逸と言うか………このままアニメ化してもいいのにー、と思うくらいに素晴らしかったです。お陰で睡眠時間をどれだけ削ったと思ってやがる(褒め言葉)
もっと言ったら、薄い本出させる気満々かよ任天堂‼︎そんな子だとは思わなかったよ任天堂‼︎(もっとやりやがってくださいおねがいします)なんですがね。ムッハー‼︎
…………続編出ねーかなー、無理かなー。任天堂からのアンケートで100点の評価つけたの初めてなんだけどなー(念)
確かに『聖』火だからなぁ。400億の男・煉獄さんもビックリの炎だなぁ……。