今年も咲き始めてわたしたちの目を喜ばせてくれる「クリスマスローズ」。色とりどりだが白と紫が多いようだ。この花はクリスマス頃ではなく、早春に咲き始める。
(2021年早春 川崎市)
クリスマスローズの基本情報
学名:Helleborus × hybridus
その他の名前:ガーデン・ハイブリッド、レンテンローズ、ヘレボルス・ヒブリドゥス
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クリスマスローズ属(ヘレボルス属)
クリスマスローズ(ガーデン・ハイブリッド)は無茎種(茎がなく、根茎から葉柄と花柄が別々に伸びる)のヘレボルスで、無茎種の原種を交雑させてできた園芸種を指します。人気の高い多年草で、多くは常緑ですが、落葉するものもあります。ヘレボルス・オリエンタリスが主要な交配親として用いられていたため、以前はオリエンタリス・ハイブリッド(Helleborus orientalis hybrids)と呼ばれていました。
かつては濁った花色で花弁によれがある花ばかりでしたが、濁りのない花色、丸い花弁、整った花形を目指して品種改良が行われた結果、優れた花が多数誕生しています。花色、花形のバリエーションが多く、タネでふやされている株は、1株ごとに異なる花を咲かせるので、好みの花を探す楽しみがあります。
強健で育てやすいものが多いのも特徴です。鉢植えにも庭植えにも向き、ほかの多くの草花に先駆けて花を咲かせ、冬枯れの庭を彩ります。
基本データ
園芸分類 草花
形態 多年草 原産地 ―
草丈/樹高 10~50cm 開花期 1月~3月
花色 白,ピンク,黄,緑,紫,茶,黒,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 普通
特性・用途 常緑性,耐寒性が強い,日陰でも育つ