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野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

淡い桃色の八重の椿「春曙紅」(椿シリーズ 21-06)

2021年03月22日 10時32分58秒 | 

淡い桃色の八重の椿「春曙紅」(しゅんしょっこう)。名前どおりの春の曙のような椿だ。抱え咲きのすこしのんびりとした椿。

(2021年早春 横浜市)

椿「春曙紅」

ツバキ(椿):春曙紅(しゅんしょっこう)は、桃色地に若干底白で八重の抱え咲き、筒しべ~割りしべ、中輪のツバキです。
淡い色合いと整った花形で人気のある品種です。
開花期:3月~4月

 

■椿シリーズ
「白角倉」(椿シリーズ 21-01)
「六歌仙」(椿シリーズ 21-02)
「太郎冠者」(椿シリーズ 21-03)
「玉の浦」(椿シリーズ 21-04)
「高台寺」(椿シリーズ 21-05)

■椿山茶花シリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)
「曙」(椿山茶花シリーズ 20-02)
「夕陽」(椿山茶花シリーズ 20-03)
「白卜伴」(椿山茶花シリーズ 20-04)
「赤腰蓑」(椿山茶花シリーズ 20-05)
「玉芙蓉」(椿山茶花シリーズ 20-06)
「一子侘助」(椿山茶花シリーズ 20-07)
「肥後入日の海」(椿山茶花シリーズ 20-08)
「七福神」(椿山茶花シリーズ 20-09)
「昭和の栄」(椿山茶花シリーズ 20-10)
「富士の峰」(椿山茶花シリーズ 20-11)
「緋乙女」(椿山茶花シリーズ 20-12)
「光源氏」(椿山茶花シリーズ 20-13)
「三国紅」(椿山茶花シリーズ 20-14)
「乙女サザンカ」(椿山茶花シリーズ 20-15)
「剣の舞」(椿山茶花シリーズ 20-16)
「大空」(椿山茶花シリーズ 20-17)
「敷島」(椿山茶花シリーズ 20-18)
「静海波」(椿山茶花シリーズ 20-19)
「不二の雪」(椿山茶花シリーズ 20-20)
「桃源郷」(椿山茶花シリーズ 20-21)
「京錦」(椿山茶花シリーズ 20-22)
「花大臣」(椿山茶花シリーズ 20-23)
「明行空」(椿山茶花シリーズ 20-24)


今年はソメイヨシノと同時に咲き始めた「ヤマザクラ」(早春の花 034)

2021年03月22日 10時20分44秒 | 

今年はソメイヨシノと同時に咲き始めた「ヤマザクラ」。ソメイヨシノと違って、開花と同時期に赤いおいしそうな若葉がでているので、すぐに見分けることができる。平安時代に桜と言えば、このヤマザクラだった。透きとおるような白の花弁がすがすがしい。

(2021年早春 川崎市)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)

「ヤマザクラ」

ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura (Sieb. ex Koidz.) H.Ohba)はバラ科サクラ属の落葉高木のサクラ。日本の固有種で、日本に自生する10もしくは11種あるサクラ属の基本野生種の一つ。便宜的に山地に生息する野生のサクラを総称してヤマザクラ(山桜)ということもあり、品種としてのヤマザクラとの混同に注意が必要である。

特徴
ソメイヨシノのように満開を過ぎたころに葉が出るのではなく、開花と同時に赤茶けた若葉が出る
個体変異種の一つのヒロシマエバヤマザクラ。花弁の数が倍以上ある
概説
樹高は20mを超える高木で樹形は傘形。花は中輪で花弁は5枚の一重咲きで色は淡紅色。東京を基準とした花期は4月中旬。成木の成葉の裏面が帯白色になる。多くの場合葉芽と花が同時に展開するので、花が先に咲くソメイヨシノと区別する大きな特徴となる。またソメイヨシノと同じく大きくなるが、より成長に時間がかかり、花の数も少ない。エドヒガンに次いで長命であるが、その分、発芽してから花が咲くまでに時間がかかり、早くて5年、長くて10年以上、寒冷地ではさらに遅くなることもある。

ヤマザクラは野生種で数も多いため、同一地域の個体群内でも個体変異が多く、開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色、樹の形など様々な変異がある。新芽から展開しかけの若い葉の色は特に変異が大きく、赤紫色や褐色の他にもツクシヤマザクラでは黄緑色、緑色もあり、先端の色が濃いものなどもある。樹皮は暗褐色または暗灰色。

変種のヤマザクラとツクシヤマザクラの違い
分類学上の種(species)としてはヤマザクラだが、その下位分類の変種(variety)レベルでは、ヤマザクラ(var. jamasakura)とツクシヤマザクラ(var. chikusiensis)に分類される。ツクシヤマザクラはツクシザクラ(筑紫桜)とも呼ばれ、ヤマザクラの分布域(参照 )のうち薩南諸島と九州西部に限定して分布しており、花が大きく若芽が緑や黄褐色で、若芽が赤いヤマザクラと区別ができ、見た目的にはヤマザクラとオオシマザクラの中間的な形態である。


春にやさしい色で咲き誇る「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)

2021年03月22日 07時50分24秒 | 

春にやさしい色で咲き誇る「ショウジョウバカマ」。突然花火のように突き出た花弁と、花弁から突き出た雄しべがかわいい。猩々とも袴とも似ていないのでかわいそうな名前だ。ロゼット状の葉との対比もいい。

(2021-03 南高尾)

 

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)

「ショウジョウバカマ」


ショウジョウバカマ(猩々袴、学名: Heloniopsis orientalis )は、メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草。北海道から九州までの、やや湿った場所に生える。垂直分布が広く、人里近くの田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生えている。

特徴
葉は広い線形でなめらか、根本から多数出てロゼット状に平らに広がる。花茎はロゼット葉の中心から出現し、花が成熟するまでは高さ10~30cm、花が成熟すると1m近くまで成長する。花序は花茎の先端に横向きに形成される。花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいる。花期は低山では3~4月であるが、高山では雪渓が溶けたあとの6~7月になる。なお、花被は花が終わった後もそのまま残り、色あせはするものの、咲いたときの姿を残しているので、夏に緑の花が咲いている、といった姿となる。種子は約5mmで細長く、1つの蒴(さく)果に40〜60個が格納される。種子は春化により発芽する。

繁殖は種子のほか、葉の先にできる不定芽によっても殖えることができる。

不定芽は主に株齢3〜6年かつロゼット直径200mm以上の株に9〜10月頃形成される。形成される数は葉1枚あたり1個、1株あたり0〜10個であり、特にロゼット直径430mm以上の株には3個以上の不定芽を形成するものが多く見られる。1株に形成される不定芽の約80%は先に出た下層1/4の葉に形成される。不定芽形成は葉の先端から約0.5mm基部に形成される高さ0.1〜0.2mm, 長さ約1mmのカルス様の突起から始まり、その中心部から不定芽と不定根がほぼ同時に現れる。不定芽の分離は、不定芽が形成された翌年の6〜7月に不定芽が形成されている親株の葉が褐色に朽ちていくことで生じる。

なお、葉が親株から切り離された場合はほぼ確実に葉の先端に不定芽が形成され、追って基部の切り離された切断面からも形成される場合がある。そのメカニズムは定かになっていないが、植物ホルモンのジベレリンとの関与が先行研究より示唆されている。

名前は、花が赤いのを猩々(中国の伝説上の動物のこと)になぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたとされる。

葉の様子はノギランもやや似ているが、こちらは花が穂状に出る。


今ではすっかり馴染みの春の花になった「ハナニラ」(早春の花 033)

2021年03月22日 07時00分32秒 | 

今ではすっかり馴染みの春の花になった「ハナニラ」。早春の頃から思わぬところで花を開いてわたしたちを驚かせてくれる。外来種がたくさん野生化して、日本の花の相も豊かになった。もとは中南米原産のユリ科の花だ。星型のスマートな花の形も魅力的だ。

(2021年早春 川崎市)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)

「ハナニラ」

ハナニラ(イフェイオン)の基本情報
学名:Ipheion uniflorum
和名:ハナニラ(花韮)  
科名 / 属名:ネギ科 / ハナニラ属(イフェイオン属)

特徴
ハナニラは、道端や花壇に植えっぱなしにしておいても、春に藤青色からピンク、白の星形の花をよく咲かせる、非常に丈夫で手間いらずな植物です。葉や球根を傷つけると、その名のとおりネギやニラのようなにおいがします。イフェイオン属は南アメリカに約25種が分布する球根植物で、最もよく目にするのはユニフロルム(Ipheion uniflorum)で、日本ではハナニラと呼ばれています。近年は早春から黄色い花を咲かせる近縁の黄花ハナニラ(Nothoscordum sellowianum)や、晩秋から初冬に白い花を咲かせるパルビフローラ(I.parviflora /Tristagma recurvifolium)なども手に入るようになり、開花期の異なる種を組み合わせて栽培することで、長期間楽しめるようになっています。秋に球根で入手できるほか、ポリポットに植えられた苗でも流通しています。

※科名:ユリ科で分類される場合もあります。
基本データ

園芸分類 球根,草花
形態 多年草 原産地 南アメリカ
草丈/樹高 15~25cm程度 開花期 3月~4月(ハナニラ)、2月~4月(黄花ハナニラ)、11月~12月(パルビフローラ)
花色 白,ピンク,黄,青 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 普通 耐暑性 強い
特性・用途 初心者でも育てやすい,香りがある,開花期が長い