野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

春の早い時期から桜によく似た花を咲かせる「ベニスモモ」(早春の花 038)

2021年03月24日 08時59分43秒 | 

春の早い時期から桜によく似た花を咲かせる「ベニスモモ」。桜だと思い込んでいて、長らく名前が分からなかった品種。葉や花柄の紅色と花弁の白の対比がきれいで、勝手に「美女桜」と呼んでいたのだが、まさかスモモだとは。「赤葉桜」の別名に納得。

(2021年早春 川崎市)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)

「ベニスモモ」

・薔薇(ばら)科。
・学名  Prunus cerasifera var. atropurpurea

   Prunus : サクラ属
   cerasifera :       サクランボのある
   atropurpurea : 暗紫色の
 Prunus(プラナス)は、 ラテン古名の 「plum(すもも)」が語源。

・花は「山桜」によく似ているが、 花期は「山桜」よりかなり早い。 (3月上旬頃から咲き出す)。 花の中心部分は 濃いピンク色になっている。

・葉っぱの色は 花が咲いているときも、 また、花が終わったあとも ずっと赤茶色で濃いままで残る。
 「紅」色の葉をつけた 「李」で、「紅李」。

・「実」は、 さくらんぼより大型で固い。 すっぱいけど食べられるらしい。

・「紅酸桃」とも書く。

・別名
 「紅葉李(べにばすもも)」
 「赤葉桜(あかばざくら)」


大きな白の斑が入る赤の椿「天ヶ下」(椿シリーズ 21-08)

2021年03月24日 08時52分58秒 | 

大きな白の斑が入る赤の椿「天ヶ下」。いさましい名前だが、下向きに俯いて咲く。一重のラッパ咲きのいかにも椿らしい花だ。

(2021年早春 横浜市)

 

 

椿「天ヶ下」

「天ヶ下-あまがした-」は、流れるように枝が伸びる椿であり
苗木の頃より支柱が必要なほど右へ左へ伸び続ける性質があります。
一重ラッパ〜平開咲中〜大輪 2月〜4月咲
 咲く直前まで大きく膨らむ蕾の性質は、茶花として非常に利用しやすいです。
濃紅に入る白斑のコントラストとも見事で、枝垂れ傾向となる生育によりうつむきながら咲く花姿も魅力。

 

■椿シリーズ
「白角倉」(椿シリーズ 21-01)
「六歌仙」(椿シリーズ 21-02)
「太郎冠者」(椿シリーズ 21-03)
「玉の浦」(椿シリーズ 21-04)
「高台寺」(椿シリーズ 21-05)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-06)
「加茂本阿弥」(椿シリーズ 21-07)

■椿山茶花シリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)
「曙」(椿山茶花シリーズ 20-02)
「夕陽」(椿山茶花シリーズ 20-03)
「白卜伴」(椿山茶花シリーズ 20-04)
「赤腰蓑」(椿山茶花シリーズ 20-05)
「玉芙蓉」(椿山茶花シリーズ 20-06)
「一子侘助」(椿山茶花シリーズ 20-07)
「肥後入日の海」(椿山茶花シリーズ 20-08)
「七福神」(椿山茶花シリーズ 20-09)
「昭和の栄」(椿山茶花シリーズ 20-10)
「富士の峰」(椿山茶花シリーズ 20-11)
「緋乙女」(椿山茶花シリーズ 20-12)
「光源氏」(椿山茶花シリーズ 20-13)
「三国紅」(椿山茶花シリーズ 20-14)
「乙女サザンカ」(椿山茶花シリーズ 20-15)
「剣の舞」(椿山茶花シリーズ 20-16)
「大空」(椿山茶花シリーズ 20-17)
「敷島」(椿山茶花シリーズ 20-18)
「静海波」(椿山茶花シリーズ 20-19)
「不二の雪」(椿山茶花シリーズ 20-20)
「桃源郷」(椿山茶花シリーズ 20-21)
「京錦」(椿山茶花シリーズ 20-22)
「花大臣」(椿山茶花シリーズ 20-23)
「明行空」(椿山茶花シリーズ 20-24)


しとやかな早春の女神「タツタソウ」(高尾の花 21-06)

2021年03月24日 07時42分42秒 | 

しとやかな早春の女神「タツタソウ」。原産地は中国北部からアムール川にかけてで、名前の由来は日露戦争の頃に戦艦竜田丸の乗組員が持ち帰ったことによるという。日露戦争かぁ。藤紫色の少し尖った感じのある六枚の花弁が個性を主張している。優雅な花を戦から持ち帰ってくれた船員に感謝。

(2021-03 南高尾)

■高尾の花

「カタクリ」(高尾の花 21-01)
「雪割草」(高尾の花 21-02)
「リュウキンカ」(高尾の花 21-03)
「ショウジョウバカマ」(高尾の花 21-04)
「キクザキイチゲ」(高尾の花 21-05)

「タツタソウ」

タツタソウの基本情報
学名:Jeffersonia dubia
和名:タツタソウ(竜田草)  その他の名前:イトマキグサ
科名 / 属名:メギ科 / タツタソウ属

特徴
タツタソウは日本では、古くから春の山野草として親しまれ、たいへん人気がある植物です。野生のものは中国東北部や朝鮮半島北部に見られ、主に山地の明るい林床に生える、東アジアの野草です。
春に芽を出すと花茎を伸ばし、葉を開くと同時に、やさしい藤紫色の6~8弁の上向きの花を咲かせます。花は1茎1花ですが、1芽から数本の花茎が出て、大株になると花が一面を覆って美しいものです。花の終わりごろには葉柄が伸びて、花より上に葉が大きく広がります。葉も1茎1葉で、葉柄は赤みを帯び、形はハスの葉状です。花後には指の爪ほどの果実が実ります。葉はその後も生育し、秋には翌年の芽を株元につくって株をふやします。やがて葉は枯れ、冬芽の状態で休眠に入ります。
全体の性質はイカリソウによく似ており、栽培もほぼそれに準じればよいでしょう。

基本データ

園芸分類 山野草,草花
形態 多年草 原産地 中国東北部、朝鮮半島北部
草丈/樹高 20~30cm 開花期 4月下旬~5月
花色 藤紫色,藤色 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性


めでたい名前で誰にも好かれる「福寿草」(早春の花 037)

2021年03月24日 06時20分35秒 | 

めでたい名前で誰にも好かれる「福寿草」。キンポウゲ科らしい黄色の花をゆったりと咲かせる。早春の名物だが、最近では長持ちする品種もあるようだ。

(2021年早春 横浜市)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)

「福寿草」

フクジュソウの基本情報
学名:Adonis ramosa
和名:フクジュソウ(福寿草)  その他の名前:元日草(がんじつそう)、朔日草(ついたちそう)
科名 / 属名:キンポウゲ科 / フクジュソウ属

特徴
フクジュソウは北海道から本州の山野に多く見られる「春植物」です。これまでフクジュソウとされていたものは現在4種類に分類されています。人里に近いところでも大群落をつくるので、花の歳時記には必ず登場します。
いずれの種類も、早春のウメの花がほころぶころから蕾をもち上げます。後を追うように咲く黄色の大輪花はとても見事です。花茎を伸ばしながら、細く切れ込んだニンジンのような葉を広げ、晩春のころから葉を枯らし、落葉します。
「福を招く」というおめでたい名前から、お正月の鉢花としても人気が高く、園芸店のみならず年の瀬の夜店などで地掘り苗が売られています。本来は根が大きいのですが、販売苗は意外に根が切られているものが多くあります。苗選びはその後の成長に差が出るので、鉢植えなら、なるべく芽のしっかりした大きめの株、地掘り苗なら根がたくさんある株を選ぶと成長がよいでしょう。江戸時代より多くの変わり花が選別され、古典園芸品種も多く見られ、近年はマニアの収集欲をさらに高めています。

基本データ
園芸分類 山野草
形態 多年草 原産地 北海道~本州
草丈/樹高 20~30cm 開花期 2月~4月
花色 黄
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性