中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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新春の丹沢:大山初詣(1)

2011年01月16日 23時05分55秒 | 丹沢の山旅

                                                                         <大山山頂から表尾根を望む>

                       新春の丹沢:大山初詣(1)
            (山旅スクール5期「鎌倉トレッキング会」例会)
                     2011年1月16日(日)

<登山地図>



<プロフィールマップ>



<こま参道と女坂>

■大混雑のバス
 私達山旅スクール5期「鎌倉トレッキング会」では,例年,1月初旬に大山初詣を行っている.今年はメンバーの日程が揃わず,例年より少し遅い開催となった.
 今回の企画はノシイカさんが担当する.
 参加者は例年より少し少なく,ノシイカさん,ホッシィーさん,N本さん,それにFHこと私.女性3人,中性1人,計4名である.
 私は,塔ノ岳へ行くときよりも,1時間近く遅い6時頃家を出る.少々出発時間が遅くても,結構寒いので,何だが気が進まない.藤沢から小田急線を乗り継いで,集合時間の10分前に伊勢原駅に到着する.既に参加メンバー全員が顔を揃えていて,予定より1本早いバスで,大山ケーブル駅へ向かう.
 日曜日にもかかわらず沢山の高校生や一般観光客で,バスは超満員である.最後の方でやっとバスに乗車する.

■こま参道
 8時25分,バス停大山ケーブルに到着する.冷たい風が吹いていて身震いすほど寒い.支度を済ませて,8時35分に歩き出す.
 まずは,こま参道沿いの商店街を覗き込みながらユックリと登り続ける.
 民家の庭では,もう桜が咲き始めている.寒いながらも春を予感する.


■追分社
 大山ケーブル「おいわけ」を通り過ぎると,めっきり人通りが少なくなる.ケーブル乗り場には沢山の乗客の行列ができている.私達はケーブルには乗らずに歩いて阿夫利神社下社に向かうつもりである.
 8時52分,追分社に到着する.男坂を登るか,女坂を登るかで迷うが,大山寺を詣でたいので,女坂を登ることにする.


■大山寺
 9時10分,急な石段を登って大山寺に到着する.ここで初詣と,暫くの間,休憩.初老の男性が私達と前後する.大山山頂まで登るのかと尋ねると,下社止まりにするという.


 
■阿夫利神社下社前の広場
 焦れったくなるようなごくユックリとしたペースで登り続ける.ただ,休憩は殆ど取らずに登り続ける.女坂には俗っぽい謎かけの看板や,能書きを書いた立て札が沢山立っているので,飽きずに楽しみながら登ることができる.
 やがて前方に男坂の尾根が見え始める.
 「・・尾根が見え始めましたよ.もうすぐ男坂と合流しますよ・・・」
 9時10分,阿夫利神社下社前の広場に到着する.沢山の観光客が屯している.広場の片隅にある茶店が,執拗に客引きをする.気分は余り良くない.


<本坂を経由して大山山頂へ>

■下社を参拝
 9時20分,下社広場を出発する.真っ白で綺麗な参道を登って,阿夫利神社下社下社を参拝する.
 数十人の高校生らしい男の子が隊列を組んで何かを待っている.私達は輪潜りの儀式を済ませる.


■富士見台
 9時55分,下社を出発する.沢山の登山客に混じって,本坂の登山口に入る.
 いきなり急で長い階段を登る.私達の先に10数人の大きな団体が,つっかえながら登っている.
 服装や歩き方からみて,平素,登山とは殆ど関係のない方たちのように見える.石段を登ったところで,ヘタヘタと座り込む人もいる一方で,大股でドンドン先へ行く人も居る.
 「・・何だか塔ノ岳へ登る登山者と雰囲気が違いますね・・」
と同行者の一人が言う.確かにその通りである.
 途中,頻繁に休憩を取る人たちには,途中で何回も追い抜かれるが,結局は定速で休まずにユックリ歩く私達の方が早く山頂に到着する.
 途中,11時07分,蓑毛峠からの登山道と合流する.私達もここで数分休憩を取る.
 10時54分,見晴らしの良い尾根に突き上げる.ここが富士見台である.残念ながら富士山の山頂付近には雲が纏わり付いていて,残念だが.それはそれでなかなか素晴らしい風景である.


■ヤビツ峠分岐
 11時17分,ヤビツ峠からの登山道と合流する.夫婦連れの男性から,
 「・・もうすぐ山頂ですよ・・頑張って下さい」
と言わずもがなの忠告を受ける.伺うと20数年振りに大山へ登っているそうである.
 「・・えぇ~っ!・・・20数年振り! それで他の人に指導ですか・・!」
私は心の中だけでビックリする.私が一番苦手にする手合いである.
 その後,私達を追い越しては,またすぐ休憩を取る連中が居る.煩わしい.結局,山頂へ到着する頃には,彼らの姿が見えなくなる.考えてみれば,私達もスクールに通う前は,あんな歩き方をしていたな~ぁ・・・
 11時31分,大山山頂の阿夫利神社上社に到着する.
 山頂は沢山の登山客で大変混雑している.


■震えながら昼食
 上社脇の小屋で昼食にする.なるべく風の当たらないところを探したいが,何処に居ても,冷たい風が吹き上げてくる.山頂の気温は0℃.
 身をかがめてソソクサと昼食を済ませる.誰かが言う.
 「今日は野菜漬物さんが居ないので,ご馳走はないね・・」
正に同感.
 寒いのを予感して,今回はお湯を持参している.何時もの塔ノ岳登山では持参しないが・・・そして「野菜タップリなんとか」という即席のスープを持参している.テルモスから熱いお湯を注いで食べる.熱いものが何よりのご馳走である.

■東京スカイツリーが見える
 「寒い! もう下山しましょう・・」
と誰からともなく言い出す.全員賛成.山頂からの風景をちょっと眺めてから,見晴方面に下山することにする.
 今日は良く晴れているが,何となく霞が掛かっている.でも,東京スカイツリーが良く見えている.
 またもや,寒いため,カメラのレンズ蓋がうまく開かず,乾電池の起電力が極端に低下してしまう.


■表尾根と富士山
 山頂を裏手に廻って,丹沢表尾根と富士山を眺める.例年に較べると,やや雪が少ないようである.富士山の裾辺りに南アルプスがほんの少し顔を出している(この記事の一番上の写真).
 足許は,寒いために凍結している.もし,気温が高いとこの辺りは大変な泥濘になっているところである.
 何時も登っている大倉尾根が良く見えている. 花立山荘,尊仏山荘が良く見えている.今頃,尊仏山荘のネコはどうしているんだろう.

<大倉尾根が見えている>

                                (つづく)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/cac907395e2b793689ca000fb2917268
「大山」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/fda04843c18de7a36e8e5c533ef3aa6a
「丹沢の山旅」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3cde2327ae4029cb2bb9c86f51b80f0d



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