ウイルヘルム山登頂記(9):ケグルスグルへ(5)
ソロモンの館からホテルへ戻る
2007年2月10日(土)~17日(日)
第2日目 2007年2月11日(日)(つづき)
■ソロモンの村から峠へ
16時50分,私達は再びリムジンに乗車し,ソロモン王国を出発する。
運転手のワクさんが,私達をどうしても案内したいところがあるとのことで,ソロモンの家を出てから,私達のホテルのある街とは反対の方向に,暫くの間,坂道を登る。何の目的でわざわざ反対方向へ走るのか余りよく理解できないが,坂道を登り続ける。時折,道端を歩いている人に会う。彼らは皆私達に手を振る。
17時10分に,明日のドライバー,トーマスさんの家の前に停まる(標高2065m)。どこに家があるか良く分からないが,柵のようなものが見えている。また,何故か分からないが,ここからまた来た道を戻る。坂道を単調に下り始める。これだけのために,ここまで登ってきたのだろうか? 私達は,ソロモンの家の敷地の大きさでビックリしているのに,運転手のワクさんは,もっと広大な土地を持っている大金持ちだという。どうやら,この国では,自動車の運転手は,とても羽振りが良いようである。
■車窓からゴミを捨てる
17時10分,道端で物売りを見つけたソロモンがリムジンを停める。そして,トウモロコシ,モンキーバナナを買い込んでくる。そして,私達に分けてくれる。私はモンキーバナナを分けて貰う。日本で食べ慣れている台湾バナナに較べると,味は淡泊である。ドライバーやベティさんは,リムジンの窓から,食べかすをボンボンと捨てる。これがご当地風なのだろう。私も少々気が咎めるが,現地風に従って,バナナの食べかすを窓から外へ放り投げた。
17時20分,またサッカー場の前を通過する。相変わらず沢山の人がいる。私達を乗せたリムジンが,ほんの一瞬,停車する。するとサッカーを見るはずの見物客が,わざわざ後ろを向いて,私達の車の中を興味深そうに覗き込む。私達はすっかり見せ物である。
■自給自足の庶民
ソロモン,ベティさん,ツアーリーダーのケイが,私達にいろいろと説明してくれる。
「・・・ここは自給自足の国です。自分の食べるものだけを作ります。他に仕事はありません。だから,日中からブラブラしていて悪いことをする人が多いんです・・・・政府はブラブラしている若者に悪いことをさせないために,スポーツを奨励しているんです・・・・この国には義務教育がないんです。仮にあっても,大部分の人には,日銭がないので,学校へ行けないんです・・・」
ベティさんは,村の人達がもっと良い生活ができるように色々と世話を焼いているようである。 17時40分,私達を乗せたリムジンは,無事,ホテルに到着する。
すぐに部屋へ戻る。すぐにシャワーを浴びて,洗濯をすませる。
■ホテルで夕食
18時30分から,ホテルの中のパラダイスレストランで夕食を摂る。
とりあえずは飲み物。アルコールに弱い私も,皆さんにお付き合いしてICEという名称の地ビールの小瓶を選ぶ。一寸,サイダーのような感じのするビールである。
<地ビールICE>
<スープ>
<メインディッシュ>
<デザート>
ウエイターが気を利かせて,水で剥がしたビール瓶のラベルを持ってくる。
次いでコース料理。まずはスープ。ピリッとしたスパイスが利いた美味しいスープである。メインディッシュは白身の肴のオイル焼きである。美味しいが,醤油があったらもっと美味しかっただろうと残念である。
夕食は大変なボリュームがある。私は大食漢ではないが人並みの量は食べる。だが,全部はとても食べきれない。デザートに出た美味しそうなアイスクリームも,とても食べるのは無理。残念! 潔くツアーリーダーのケイにアイスクリームを譲る。ケイは,私ともう一人の方から譲られたアイスクリーム,合計3人前のアイスクリームを平気で平らげる。これには恐れ入った。
19時50分,夕食を終えた私は自室に戻る。荷物を整理して,21時30分頃,就寝。
長い一日であった。
(つづく)
ソロモンの館からホテルへ戻る
2007年2月10日(土)~17日(日)
第2日目 2007年2月11日(日)(つづき)
■ソロモンの村から峠へ
16時50分,私達は再びリムジンに乗車し,ソロモン王国を出発する。
運転手のワクさんが,私達をどうしても案内したいところがあるとのことで,ソロモンの家を出てから,私達のホテルのある街とは反対の方向に,暫くの間,坂道を登る。何の目的でわざわざ反対方向へ走るのか余りよく理解できないが,坂道を登り続ける。時折,道端を歩いている人に会う。彼らは皆私達に手を振る。
17時10分に,明日のドライバー,トーマスさんの家の前に停まる(標高2065m)。どこに家があるか良く分からないが,柵のようなものが見えている。また,何故か分からないが,ここからまた来た道を戻る。坂道を単調に下り始める。これだけのために,ここまで登ってきたのだろうか? 私達は,ソロモンの家の敷地の大きさでビックリしているのに,運転手のワクさんは,もっと広大な土地を持っている大金持ちだという。どうやら,この国では,自動車の運転手は,とても羽振りが良いようである。
■車窓からゴミを捨てる
17時10分,道端で物売りを見つけたソロモンがリムジンを停める。そして,トウモロコシ,モンキーバナナを買い込んでくる。そして,私達に分けてくれる。私はモンキーバナナを分けて貰う。日本で食べ慣れている台湾バナナに較べると,味は淡泊である。ドライバーやベティさんは,リムジンの窓から,食べかすをボンボンと捨てる。これがご当地風なのだろう。私も少々気が咎めるが,現地風に従って,バナナの食べかすを窓から外へ放り投げた。
17時20分,またサッカー場の前を通過する。相変わらず沢山の人がいる。私達を乗せたリムジンが,ほんの一瞬,停車する。するとサッカーを見るはずの見物客が,わざわざ後ろを向いて,私達の車の中を興味深そうに覗き込む。私達はすっかり見せ物である。
■自給自足の庶民
ソロモン,ベティさん,ツアーリーダーのケイが,私達にいろいろと説明してくれる。
「・・・ここは自給自足の国です。自分の食べるものだけを作ります。他に仕事はありません。だから,日中からブラブラしていて悪いことをする人が多いんです・・・・政府はブラブラしている若者に悪いことをさせないために,スポーツを奨励しているんです・・・・この国には義務教育がないんです。仮にあっても,大部分の人には,日銭がないので,学校へ行けないんです・・・」
ベティさんは,村の人達がもっと良い生活ができるように色々と世話を焼いているようである。 17時40分,私達を乗せたリムジンは,無事,ホテルに到着する。
すぐに部屋へ戻る。すぐにシャワーを浴びて,洗濯をすませる。
■ホテルで夕食
18時30分から,ホテルの中のパラダイスレストランで夕食を摂る。
とりあえずは飲み物。アルコールに弱い私も,皆さんにお付き合いしてICEという名称の地ビールの小瓶を選ぶ。一寸,サイダーのような感じのするビールである。
<地ビールICE>
<スープ>
<メインディッシュ>
<デザート>
ウエイターが気を利かせて,水で剥がしたビール瓶のラベルを持ってくる。
次いでコース料理。まずはスープ。ピリッとしたスパイスが利いた美味しいスープである。メインディッシュは白身の肴のオイル焼きである。美味しいが,醤油があったらもっと美味しかっただろうと残念である。
夕食は大変なボリュームがある。私は大食漢ではないが人並みの量は食べる。だが,全部はとても食べきれない。デザートに出た美味しそうなアイスクリームも,とても食べるのは無理。残念! 潔くツアーリーダーのケイにアイスクリームを譲る。ケイは,私ともう一人の方から譲られたアイスクリーム,合計3人前のアイスクリームを平気で平らげる。これには恐れ入った。
19時50分,夕食を終えた私は自室に戻る。荷物を整理して,21時30分頃,就寝。
長い一日であった。
(つづく)