中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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秘境西丹沢のロングトレイル;屏風岩山・ミツバ岳縦走

2012年02月01日 03時47分01秒 | 丹沢の山旅

                                   <ミツバ岳付近のミツマタ>

[復刻版]     秘境西丹沢のロングトレイル;屏風岩山・ミツバ岳縦走
                (湘南カラビナ隊)
               2005年4月9日(土)

<登山地図>



<プロフィールマップ>



■中川温泉から大滝橋へ
 前日(4月9日)に大杉山・弥七沢ノ頭を縦走した私たちは,中川温泉河鹿莊に宿泊した.参加者は6名.男性3名,女性3名である.
 7時丁度に朝食を摂る.さすがに旅館だけあって,山小屋とはひと味違った豪華な朝食である.
 朝食を終えて,7時53分に旅館を出る.8時05分にバス停中川温泉に到着する.8時23分発日丹沢自然教室行バスに乗車,8時28分にバス停大滝橋に到着する.
 
<河鹿荘の朝食>

■大滝橋から東海自然遊歩道を登る
 ストレッチを済ませて,8時34分に大滝橋(標高430m)から歩き出す.
 畦ヶ丸と屏風岩山を結ぶ稜線上にある大滝峠上の三叉路までは,何回となく通ったことのある東海自然遊歩道に沿ってひたすら登り続ける.



■一軒家避難小屋から大滝峠上へ
 9時43分,一軒家避難小屋(標高830m)に到着する.
 避難小屋の中を借りて,10分ほど休憩を取る.休憩中に,地形図を見ながら.これから歩く予定の屏風岩山からミツバ岳までのルートを,再度,頭に入れる.
  
<一軒家避難小屋>                           <大滝峠上の三叉路に到着>

■大滝峠から屏風岩山山頂へ
 大滝峠上で休憩を取った私たちは,10時46分,尾根沿いの道を南へ向けて歩き始める.人影が全くない尾根道が続く.
 10時51分,大滝峠を通過する.旧東海自然遊歩道へは,大滝峠で右折して入れるが.すでに道路の荒廃が進んでいるようである.


<大滝峠>

■屏風岩山山頂
 小さなアップダウンを何回も繰り返して,11時27分に屏風岩山山頂(標高1051m)に到着する.
 ここで昼食にしようかと思ったが,冷たい風が吹き抜けていて寒い.そこで,山頂からほんの少し下った日当たりの良い場所で腰を下ろして,昼食を摂ることにする.
 山頂には,私たち以外の登山者は誰も居ない.

 
<屏風岩山頂近くの日だまりで昼食>         <山頂から少し下ったところのミツマタ群生地>

■二本杉峠
 昼食を終えて,12時03分に屏風岩山山頂を出発する.
 およそ10分ほど歩くとミツマタの群生地に入る.ミツマタの写真を撮りながら,尾根沿いの道を南へ進む.途中,ザレた急傾斜の下り坂や,迷路のような分岐があるので,片時も地図から目を離すこができない.
 踏み跡が不明瞭な曲がりくねった道を先へ先へと歩き続ける.やがて,急斜面沿いのトラバース道になる.滑ったら谷底までズルズル(標高750m)と滑り落ちそうな不気味な場所を通過する.
 13時丁度に秘本杉峠に到着する.ここで小休止.


<二本杉峠>

世附権現山
 休憩を終えて13時10分に二本杉峠を出発する.すぐに急な上り勾配になる.
 13時42分,標高849メートルの小さなコルで,3分ほど立ち休憩を取る.再び標高差で100メートル近く下ってから,さらに250メートルほど登り返して,13時56分に世附権現山山頂(標高1018m)に到着する.
 山頂に立っている標識の前で,集合写真を撮る.

 
<世附権現山山頂>

■ミツマタの群生地を歩く
 14時14分,世附権現山山頂を出発する.山頂から左側の尾根に入る.ミツマタの群生地の中に入り込む,暫くの間,ミツマタを楽しみながら歩き続ける.
 ミツマタの中の長い下り坂が続く.
 標高差で,およそ250メートルほど下ってから,また,登り坂になる.


<世附権現山付近のミツマタの林>

■ミツバ岳
 鞍部からなだらかな登り坂を登り返して,14時55分にミツバ岳山頂(標高834m)に到着する.山頂は杉林で追われたこんもりとした丘になっている.
 山頂には「ミツバ岳」と書いてある小さな案内標識が立っている.
 山頂で10分ほど休憩を取る.


<ミツバ岳山頂>


<ミツバ岳の案内標識>


<ミツバ岳山頂付近からの眺望>

■急坂を下って滝壺橋へ
 15時08分,ミツバ岳山頂を出発する.
 地形図を見ながら,滝壺橋を目指して,急坂を一気に下る.ザレた急坂が連続する.半ば須走を駆け下りるような雰囲気である.
 ときどき地形図で進路を確かめながら下り続けて,15時50分に滝壺橋近くの登山口に無事下山する.


<滝壺橋登山口に無事下山>

■丹沢湖畔をノンビリ散策
 滝壺橋から丹沢湖畔を,バス停浅瀬入口に向かって,ノンビリと散策する.
 湖畔の桜が丁度見頃である.登山中は緊張の連続だったので,湖畔の散策は緊張から解放されたこともあって,実に気分がよい.


<丹沢湖畔の桜>

■浅瀬入口から谷峨駅を経由して帰宅
 16時27分,バス停浅瀬入口に到着する.
 ここから谷峨駅までバスに乗車するつもりである.バスが到着するまで約1時間の街慈顔がある.近くに何もないところで,ボンヤリと1時間も時間を潰すのは苦痛なので,永蔵橋を渡って対岸にある丹沢記念館を見物しながら過ごす.
 丹沢記念館近くのバス停丹沢湖から,17時27分発新松田行のバスに乗車する.バスは空いている.
 17時48分,バスは谷峨駅に到着する.辺りは少し薄暗くなり始めている.
 御殿場線谷峨17時54分発国府津行の電車に乗車,国府津手乗り変えて大船経由で,19時30分頃,無事帰宅する.
 初日は大杉山・弥七沢ノ頭,2日目は屏風岩山・ミツバ岳と,西丹沢の秘境を2日間にわたって堪能した.

 
<バス停浅瀬入口に到着>                 <谷峨駅>

<ラップタイム>

 8:34  大滝橋歩き出し
 9:43  一軒家避難小屋(9:55まで休憩)
10:34  大滝橋上(10:46まで休憩)
10:27  屏風岩山
10:34  屏風岩山下(12:03まで昼食)
12:40  ミツマタ群生地(12:42まで休憩)
13:00  二本杉鞍部(13:10まで休憩)
13:42  940メートル峰(13:45まで休憩)
13:56  世附権現山山頂(14:14まで休憩)
14:41  ミツマタ群生地(14:45まで写真撮影)
14:55  ミツバ岳山頂(15:08まで休憩)
15:50  滝壺橋
16:27  浅瀬入口
16:35  丹沢記念館着


[山行記録]

■水平歩行距離      13.4km

■累積登攀高度      1387m

■累積下降高度      1787m

■所要時間(休憩時間を含む)
   大滝橋  発          8:34
   浅瀬入口着     16:27
  (所要時間)  6時間53分(6.88h)

 水平歩行速度     13.4km/6.88h=1.95km/h

                                              (おわり)

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