のんびり六甲山縦走旅(7)
<第3日目:その1>
(湘南カラビナ隊)
2006年12月1日(金)~3日(日)
第3日目 12月3日(日)その1 晴
<ルートの概要>
ビジネスホテルイリフネ→岩屋=(阪神電鉄)=>御影=(市営バス)=>六甲ケーブル前/六甲ケーブル=(六甲ケーブル)=>ケーブル上(歩き出し)→ガーデンテラス→極楽茶屋→六甲山→太平山→大谷乗越→塩尾寺→JR宝塚(解散)
<第3日目:ルートマップ>
<山行概況>
■高級住宅地を経て極楽茶屋へ
いよいよ最終日,第3日目である。
5時30分に起床する。5時50分にレストランへ行き,朝食を摂る。
例によって,ドッジさん1人が集合時間に遅れる。出発予定時間を2分過ぎて,6時27分にビジネスホテルイリフネを出発する。阪神電鉄岩屋駅に6時32分到着。タッチの差で1本電車を逃し,6時45分発の電車に乗り,6時52分に御影駅に到着する。駅前から7時01分発の市営バスに乗り,7時24分に六甲ケーブル前に到着する。7時40分の六甲ケーブルに乗車,7時51分にケーブル上駅(745m)に到着する。
8時01分に歩き出す。昨日の午後と違って,今日の天気は上々である。まずは,駅舎屋上の展望台に登ってみる。少々寒いが,眼下に神戸市内が一望の下に見える。朝日を反射して眩しい海が広がっている。
<展望台からの眺望>
8時05分,展望台を出発して,なだらかで眺望の良い道を北北東に進む。道の両側には別荘地のような豪華な住宅が並んでいる。廻りの樹木が紅葉している。素晴らしい散策路である。やがて道路は北北西に向きを変える,三叉路に突き当たる。三叉路を右折する。進行方向左側は六甲山ゴルフ場のようである。
ゴルフ場の縁を回り込むように進み,8時47分にガーデンテラス(885m)の前を通過する。さらに道なりに進む。遊歩道は,近くを通る自動車道路のすぐ近くを通っている。時々,自動車道路と交差する。こんな散策路を歩いていると,箱根の三国山を廻るコースを連想する。
9時01分,散策路はポコンという感じで自動車道路に飛び出す。自動車道路の向かい側に極楽茶屋がある。ここで小休止する。何人かが,自動販売機で飲み物を購入する。
■六甲山に到着
9時06分,極楽茶屋を出発する。すぐに自動車道路沿いの山道に入る。なだらかな道が続く。自動車道路を南側に横断して,再び山道に入る。標高差で30メートルほどの丘を越え,下り坂になる。そして西お多福山へ向かう小径にでる。この小径を左折,そしてすぐに右折する。以後,登山道は同じ自動車道路と何回も交差する。六甲山手前で自動車道路と交差した後,標高差で約10メートル下ると鞍部になる。この鞍部から左手前方に六甲山の山頂が見え始める。40メートルほどの標高差を一気に登って,9時45分に六甲山山頂(931m)に到着する。
<六甲山山頂>
六甲山山頂は,一寸した広場になっている。山頂を示す案内標の前で記念写真を撮る。そして案内標の前で,全員の記念写真を撮ることにする。交代で撮り合っていると,どこからともなく,初老の女性が,
「写真撮りましょうか・・」
と近寄ってくる。早速,お願いする。この女性,関西風のノリで,私達に笑うように促す。
案内標の前の大きな石を囲んで,暫く休憩する。どこからともなく,年輩の男性も私達の雑談に加わる。
■登山道の途中で昼食
10時04分,私達は六甲山山頂を出発する。先ほどの女性が,
「どっちへ行くの・・・?」
と私達に尋ねる。宝塚へ出ると答えると,自分も同じ方向へ行くという。
暫くの間は,先ほどの自動車道路とほぼ並行して進む。やがて,自動車道路に沿って下るようになる。石室殿を回り込むように通過してから,本格的な山道に入る。小さな上り下りが連続する。尾根伝いのやや単調な長い道である。
10時52分,標高710メートル地点で,8分ほど休憩を取り,さらに先へ進む。11時09分に標高725メートル峰を通過する。この辺りからトラバース道になる。
11時22分,登山道の脇で休憩を取りながら,昼食を摂る。昨夜,ホテル付近のコンビニで仕入れたオニギリ2個が私の昼食である。食事中に何人かの登山客が私達を追い抜いていく。
■太平山山頂へ
11時40分,昼食を終えて,再び歩き出す。
11時59分,鞍部の棚越分岐(665m)を通過する。鞍部からほんの少し登ると舗装道路に突き当たる。ここから無線塔を回り込むように進むと,舗装道路が行き止まりになる。手前に登山客が1人,休んでいる。私が,
「この道,先へ行けませんか・・・?」
と尋ねてみる。道はないという返事である。
念のため行き止まりの所まで行ってみる。良く見ると踏み跡がある。地図を確かめると,どうやらこの踏み跡を辿ると太平山の山頂に出られそうである。そこで,メンバーに合図してから,踏み跡を辿ってみる。多少の藪こぎをすると,すぐに太平山山頂(681m)に到着する。
<太平山の裏道を下る>
(つづく)
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