フットボール観戦記

YSCC中心でJ3・なでしこ等新聞で大きく取り上げられることがないクラスのサッカー・フットサル観戦記です

FC神楽島根運営会社破産手続き

2023-03-16 23:49:37 | JFL

実質チーム消滅していたFC神楽しまね、14日に運営会社破産のニュース出ました。

以下は山陰中央新報デジタルのニュースからの引用です。

【詳報】FC神楽しまね 破産手続きへ 負債総額は3億5千万円 チームは既に解散

日本フットボールリーグ(JFL)に参戦していたFC神楽しまねの運営会社・松江シティFC(松江市灘町、宮滝譲治社長)
が14日、松江地裁に破産手続き開始の申し立てをした。選手獲得費用がかさんだことなどで資金繰りが悪化。事業継続を模索
したが経営を立て直せなかった。帝国データバンク松江支店によると負債総額は3億5千万円になる見込み。

 代理人弁護士によると、勤務していた7人の従業員はすでに退職。小中学生などの育成組織は1月31日付で活動を停止し、
トップチームに関してもシーズン終了時に在籍していた選手27人全員が退団し、すでに解散した。

 同社は、2017年に設立され、NPO法人からクラブの運営を引き継いだ。19年には中国リーグ(地域リーグ)から
JFLに昇格したが人件費や遠征費が増え、決算は20年1月期が約9700万円、21年1月期が約8200万円、
22年1月期が約1億円の赤字だった。

 昨年7月には選手、スタッフの給与未払いが発覚。寄付金などで資金確保を図ったが、経営再建はできず、1月23日の
JFL理事会でリーグ退会が決まった。宮滝社長は「ご支援いただきました関係者の方々に大変なご迷惑をおかけすること
となり、誠に申し訳なく、衷心よりお詫び申し上げる」とコメントした。


負債総額とJFL昇格してからの赤字額の報道から、おそらく『毎年の赤字分を増資』すること繰り返した挙句、増資する余裕がなくなったのではと推測できます。

これなら昨年のうちにJFL強制退会させて中国リーグ降格、地決3位の栃木シティをJFL昇格させるのがベストでした(これはJFL運営の責任)


一番怒り感じてるのは、運営会社の社長ら経営陣誰一人としてファン・選手らに説明せず雲隠れしていることです。

歴代社長の吉岡健次郎・宮滝譲治は説明責任あるし、説明しないままだと『松江・島根県の面汚し』になること理解すべき

でも、素知らぬ顔して『別の人が経営していた、私は名前貸してただけだ』とか言い逃れしそうですが

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社長逃亡なら昨年のうちに処分下せたのでは

2023-01-24 23:43:19 | JFL

本日、会社の休み時間でFC神楽しまねの件で『RONSPO』の記事見ました。

記事の内容以下に引用しますが、『これなら11月中にJFL除名できたのでは』と思えてます。


給料払わず19人も退団の“めちゃくちゃ”…JFLが5300万円の債務
を抱えて再建の見通し立たない「FC神楽しまね」に退会を通告

日本フットボールリーグ(JFL)は23日に東京都内で開催した臨時理事会で、島根県松江市を拠点とするFC神楽しまねに対して、
3月第2週に開幕する今シーズンへの参戦を認めない措置を承認した。理事会後にオンライン対応した加藤桂三理事長は、深刻
な資金不足から経営難に陥っている神楽しまねの今後へ「基本的には退会となる、という考え方です」と明言した。給与の未払
いも生じているチームからは、実信憲明監督に加えて16人もの選手が退団。存続の危機に直面している。

 2021年の時点で累積赤字は1億円

 開幕まで2カ月を切った段階で、今シーズンのJFLを構成する16クラブのひとつ、神楽しまねの不参加が決まった。オンライン
対応した加藤理事長は「基本的には退会となる、という考え方です」と明言。さらに全会一致での承認だったと続けた。
「理事から『どうにかできないものか』という意見が出たかと言えば、まったくありませんでした。残念だけれどもやむなし、
という判断だったのではないかと」
 島根県松江市を本拠地する神楽しまねの前身は、1968年に創設された松江RMクラブ。中国サッカーリーグに昇格して2年目
の2011シーズンに松江シティFCに改め、2019シーズンからはアマチュアリーグの最高峰で実質的な“J4”となるJFLへ昇格。2021
シーズンには5位に躍進し、昨シーズンからは現在のクラブ名称に変更していた。
 クラブの収入源はスポンサーと子どもたちを対象とするスクール。しかし、遠征などの活動が全国規模となったJFLを戦う過程
で、もともと苦しかった資金繰りがさらに悪化。そこへコロナ禍が追い打ちをかけ、累積赤字は2021年で約1億円に膨らんだ。
 迎えた昨年6月。クラブの運営法人は、コーチングスタッフや選手たちに対して給与の支払いが遅れると通達する。最終的に6月
分は満額が支払われたものの、7月分は一部だけで、8月分以降は無給状態のまま12位で終えた昨シーズンを戦った。
 加えて、毎年7月末を期限とするJFL年会費1000万円も未納。これに一般債権と給与の遅配分などの労働債権を加えた総額は
約5300万円に到達。JFL側は今シーズンへの参加条件として、一連の未払い金を今月20日までに精算するように通達した。
 しかし、加藤理事長は「一切実行されなかった」と舞台裏を明かした。
「運営法人には現時点で、支払いをするための資金がありません。加えて、一時的に支払うための借り入れもできなかったと思わ
れます。今年の資金繰りに関する考え方は示していただきましたが、まずは未払い金が精算されて初めて新シーズンのスタートラ
インにつける。しかし、仮に支払いができたとしても不安定要素はまだまだありました」
 JFLでは2011シーズンの終了後に、群馬県高崎市を本拠地としていたアルテ高崎が資金難を理由にクラブの移管を要望。しかし、
移管先の候補となった団体との交渉が不調に終わった結果、高崎側は同年限りでの活動終了と解散を選択した。

対照的に神楽しまねに関しては、活動継続となった場合、という但し書きのもとで3月12日の開幕戦を敵地で高知ユナイテッドと、
同19日のホーム開幕戦をティアモ枚方と対戦する日程の一部が発表されていた。年末から年明けにかけては、中学生年代のジュニア
ユースの募集や小学生年代のスクール活動も公式HP上で告知されている。
 その矢先にリーグ側から引導をわたされる形で、今シーズンの不参加と実質的なJFLからの退会が決まった。ならば、今後の神楽
しまねはどうなるのか。
 JFLの下に位置する9つの地域リーグへの降格は、規約で順位以外の理由では受け入れられない。つまり、今シーズンの神楽しまねは
中国サッカーリーグでも戦えない。その下の都道府県リーグへの降格に関しては、島根県サッカー協会の判断に委ねられる。
 しかし、戦う舞台うんぬんの前にクラブは存続の危機に直面している。
 昨シーズン終了後から相次いだ退団者は現時点で19人を数える。そのなかにはクラブOBでもある実信監督(現J3福島ユナイテッドコーチ)
や加藤秀典コーチ(現JFLヴィアティン三重アカデミースタッフ)に加えて、キャプテンのMF垣根拓也も含まれる。選手は昨シーズン
に所属した27人のうち、実に16人が退団を選んだ。
 松江シティFC時代の2020シーズンから所属してきた31歳の垣根は、退団と関東サッカーリーグ1部のVONDS市原FCへの移籍が決まった
昨年末に自身のツイッター(@gome1031)を更新。そのなかでこうつぶやいている。
「三年間、このクラブの主将として戦えたことを誇りに思っています。最大限の感謝を込めて、本当にありがとうございました」
(原文ママ)選手やスタッフは島根県初のJクラブを目指して、活動していた日々に自負を抱いていたはずだ。
 しかし、限りがあるサッカー人生で養うべき家族の存在も考えたときに、無給状態が続き、先も見通せない神楽しまねに残る決断は
下せなかった。
「途中から給与が払われなかった状況で、最後までリーグ戦を戦っていただいた。もし途中でチームがリタイアすれば、リーグの順位
を決定する上で非常に大きな問題になる。そのなかで責任を果たしていただいたことに対して心から感謝しています」
 最終節まで矜恃を抱いて戦った選手たちに対して加藤理事長は謝意を表した。同時に神楽しまねの経営陣に対しては、不快感がにじみ
出る言葉を残している。
「やはり法人組織、役員の方々のなかに何か問題があったのではないか。さらに適切な法人運営がなされていたのかどうか。こうした点
についても疑問の余地があります。何よりもこのようなことが起きて、半年以上も何も対応ができていない現実からすると、会社自体の
ガバナンスといったものが実際には成り立っていない状況ではないのかと」

加藤理事長によれば、運営法人の宮滝譲治代表取締役社長は昨年11月末からクラブを離れ、組織の指揮が執れない状況にあるという。
JFLでは加盟クラブから一人ずつ理事を輩出するシステムを取っていて、神楽しまねは宮滝社長が理事を務める。しかし、この日の臨時
理事会は欠席し、神楽しまねの常勤理事2人がオブザーバーとして出席した。
 給与の未払い問題をめぐっては元コーチから訴訟も起こされ、今月18日には松江地裁で第2回口頭弁論が行われた。しかし、第1回弁論
に続いて被告となる運営法人側は出廷せず、主張を含めた書面も提出しないまま裁判は結審している。
 JFL側としては昨年12月、今月上旬の2度にわたって開催した理事会で、神楽しまねに関する問題を継続審議としてきた。最終的に奇数
となる15クラブで今シーズンを戦い、試合のないクラブが毎節1つ出る状況に対しても加藤理事長は言及した。
「本来であれば遅くとも12月のある時期までには、リーグ戦を戦うチーム数を確定して、新たなシーズンの準備に入っていただかないと
いろいろな面で支障をきたす。そういう状況下でもできれば引き続きともにリーグ戦を戦っていきたい、という気持ちを多くの方々がお
持ちになっていたのも事実。でなければ、ここまでこの結論を伸ばすことはしていない。そういうなかで今回の判断になった件も合わせて、
非常に残念に思っています」
 現状で監督が不在で、選手も11人だけとなった神楽しまねは、臨時理事会の決定を受けて「JFL退会のお知らせ」を公式HP上に掲載。
そのなかで「これまで応援いただいた皆様にこのような報告をしなければならなくなったこと大変申し訳ありません」(原文ママ)と謝罪。
今後のトップチームや育成年代、スクールの活動に関して「現在調整中」としている。
(文責・藤江直人/スポーツライター)


記事を見て改めて思うのは『処分下せなかったJFL運営も責任ある』ことです。

 7月末の期限にJFL年会費1000万払えてなかった時点でその事実を公表し、チーム経営を監視、11月に宮滝譲治が職務放り出した時点で、『チーム運営できておらず、来年の参加認められない』とすれば地決3位だった栃木シティをJFL参加させて16チームで実施できました。

 JFL運営、今回の件を踏まえて、参加チームの経営面について監視する仕組み作らないとダメです。

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FC神楽しまねの問題、JFL運営にも責任ある

2023-01-23 23:56:12 | JFL

23日、JFLから神楽しまねの件について発表ありました。結論は『JFL参加認めず』、予想通りの結果に。

いくつかのニュース見ましたが、運営会社『松江シティFC株式会社』以前から問題あったようです。


前回の記事、読売新聞のニュースで以前から赤字続いていたとのことですが、退任した前会長吉岡健二郎の経営で累積債務かさんでいました。

昨年4月に社長になった宮瀧 譲治も、給与未払いなどの問題が起きた後、ファンへの挨拶でも再建計画公表せずに支援金だけお願いしていたとのこと。

上層部勤めた人が、サッカークラブ経営者としての能力無かったようです。

山陰中央新報のニュースで、社長でなく久保田俊也取締役がコメント出しているのも会社運営としてまずいです。


運営会社の問題だけでなくJFL運営も責任あります。

昨年のうちに対処できなかったことで、多方面に迷惑かけることになりました。

江シティFC株式会社』のまずい運営に対してJFL運営は昨年のうちに強制退会処分下し、地決から3チーム昇格することができれば事はここまで長引かなかったです。

JFL運営は2012年1月にあったアルテ高崎の件から何も学んでません。

『退会届出してもらうのを待つ』のではなく『問題あれば強制降格させる』ルールを作らなければダメです

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FC神楽しまね、JFL除名が妥当かも

2023-01-23 00:17:49 | JFL

昨年11月末に投稿したFC神楽しまねの経営問題(その時の記事)、続報になります。

読売新聞、地域ニュースの島根県版で下記の記事出ました。(記事のリンク)

以下は記事を引用しました。


神楽しまね 残留危機

 

給与未払い JFL条件満たさず

可否 23日にも判断

 サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)の「FC神楽しまね」が、リーグ残留の瀬戸際に立たされている。
昨年11月、成績上は2022年シーズンを残留で終えたが、約半年間にわたり選手らへの給与未払いが続き、
JFLのクラブ条件を満たしていない危機的状況にある。残留可否を決める理事会は、今月23日にも最終判断を
下すとみられ、クラブの行方に注目が集まっている。(玉田響子、小松夕夏)

■資金難

 Jリーグ参入を目指し、運営会社「松江シティFC」(松江市)は前身のNPO法人を引き継ぎ、17年に設立。
チームは地域リーグの中国リーグで好成績を収め、19年、アマチュア最高峰のJFLへと昇格するなどステップ
アップしてきた。

 そんな中、主な収入源をスポンサー収入と子どもらに教える「スクール収入」とするクラブは、会社設立当初
から厳しい経営状態にあった。

 19年に約9700万円だった赤字は、20年に約8200万円、21年には約1億円に。コロナ禍による
試合数の大幅減などが資金難に追い打ちをかけるも、クラブは適切な打開策を打ち出すことができず、担当者は
「累積赤字が膨らんでしまった。応援してくれるサポーターらに心配をかけ、申し訳ない」と吐露する。

 残留可否について、JFLの理事会は当初、昨年12月中に決める予定だったが、クラブ側からの再建計画書
の提出が遅れたことなどから判断を年明けに持ち越した。ただ、理事会が今月6日に行った審議でも計画書の実
効性に対する疑問などが解消されず、結論は先送りされた。加藤桂三理事長は「(JFLのクラブとして)存続
してほしいが、ここまで時間がかかるとは。給与問題の解消が判断に大きく関わる」と語った。

■選手ら退団

 経営難が続く中、選手やスタッフらの退団も相次いでいる。

 松江シティFCによると、給与が未払いになった昨年7月以降、実信憲明監督や垣根拓也主将らチーム全体の
半数以上にあたる約20人が現場を去った。

 その中の一人、遊馬将也選手(29)は今月7日に退団を発表。今年30歳を迎えるのを前に苦渋の決断を
下した遊馬選手は「昨年中には方向性が決まると聞いていたのに、結局発表されなかった。年齢的にもこれ以上
待っている余裕はなかった」と話した。今後もサッカーを続けるつもりだが、移籍先はまだ決まっていないという。

 応援してきた人たちからも不安の声が上がる。遠藤 鍼灸しんきゅう 整骨院(安来市)の遠藤亘院長(40)は「試合に足
を運んでも、客席の熱気は高くなかった。地元の大企業がスポンサーにつくなど、もう少し地域に根付けていたら、
ここまでの事態にはならなかったんじゃないか」と嘆いた。

収入アップの方法は・・・観客増やす工夫を

天理大准教授に聞く

 地方のクラブチームが収入を上げるにはどのような方法があるのか――。天理大の筑紫智行准教授(スポーツ経営学)
に聞いた。

 収入源は主にスポンサー収入や入場料収入、財団などからの補助金などのため、観客数の増加を目指すことがセオリー
です。例えば、観客動員に苦労しているドイツの地方クラブでは、サッカー教室を開いた際、子どもたちに選手の似顔絵
を描いてもらい、顔と名前を覚えてもらう。その子どもたちが「あの人に会いたい」と親にせがむことで、結果、2人分
の入場料収入が増えました。

 大口スポンサーを増やすなどの手段もありますが、地方では大企業が少なく、容易ではありません。行政が無償で練習
施設を提供したり、観光とスポーツを絡め、選手が観光案内をした対価に補助金を得たりするなど、公的な支援も大きな
後押しになります。


この記事とは別に山陰中央新報のニュースで、運営会社が期限に定めていた20日までにJFL年会費1000万円、選手・スタッフの未払い給与を支払えなかったとのこと。

23日のJFL理事会では間違いなく『退会』させることになるでしょう。

ただし、『自主退会』でなく『除名』のような形式でないと、示しつかないです


この問題、神楽しまねの運営会社経営陣の能力のなさ・無責任運営が原因ですが、JFL運営にも問題あります。

少なくとも昨年のうちに、JFL側で以下の対応必須でした

●選手・スタッフの給与未払いおきていることに対して調査する等の対応してJFL公式サイトに逐次調査状況載せる

●給与未払いの裁判起こされた時点で、運営不手際を理由に何らかの処分(勝ち点はく奪・運営の強制監査)下す

●経営陣上層部の交代勧告

JFL、リーグ組織のページ見ましたが、

理事長1人・理事23人(所属チームから1人ずつ理事出す)の理事会

理事長1人・業務執行理事・規律委員長・16チームの運営委員での運営委員会

これだと、チーム経営で問題起きたとしても『同じサッカー仲間だから』という理由で事なかれ主義になるのが関の山。

JFLも今回の問題でリーグ運営を改善しないとダメです。

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FC神楽しまねの問題(報酬未払い)

2022-11-30 23:41:21 | JFL

今回の記事、たった今知りました。書こうかどうか迷いましたが・・・

FC神楽しまねの元U-15コーチがクラブの運営会社に対して未払いの報酬を支払いを求める裁判起こしました

NHK NEWS WEBのリンク、下記はその記事の引用です。


FC神楽しまね 元コーチが報酬支払い求める裁判始まる



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