皇后杯全日本女子サッカー選手権準決勝(3)

 後半です。

　キックオフ時。ゴール裏からは日差しが厳しくなってきていました。

　試しにレオネッサゴール裏から見たらどんな感じになるのだろうと思って移動したところ、くノ一が先制、左サイドに出したスルーパスに中出が先に追い付く形になりました。

レオネッサゴール裏から見たら、日差しの影響なしで見れる差が大きいことを実感しました。

　くノ一ゴール裏に戻る際、高瀬が同点ゴール。４分後ゴーベルヤネスが逆転ゴールを決めました。両方ともくノ一ＤＦラインの間のスペースを使われる形からのゴールでした。

 

　この後、レオネッサが攻める展開が続いたのですが、８６分レオネッサＧＫへのバックパスをＧＫ海堀がミスキック。くノ一阪口→小林で同点に追いつきます。（このシーン、海堀はボール来ると思ってなかったようで、海堀へのバックパスでなく単純なクリアで良かったように思えています。）

　直後、レオネッサ左サイドからチャンス。ＧＫ久野が出たところをかわしてゴール中央に出し、チ・ソヨンがきっちりとゴールを決めました。（ここは久野は出ない方が良かったです）

　最後、くノ一も同点にするために攻勢に出ましたがレオネッサが逃げ切りました。

皇后杯全日本女子サッカー選手権準決勝第２試合
ＮＡＣＫ５　入場者２５８５人

ＩＮＡＣ神戸レオネッサ	３	０－０		２	伊賀ＦＣくノ一
		３－２
６８分　高瀬 ７２分　ゴーベルヤネズ ８８分　チ・ソヨン			５８分　中出 ８６分　小林

 

　くノ一の選手たち。今回の試合、五分の展開で戦えていただけに、６８分・７２分で逆転されてしまったことが響く形になりました。

　２日後の決勝でレオネッサはＰＫで新潟を下し、今シーズン４冠を達成しました。ただ、準決勝・決勝の戦いに関しては「他チームが打倒レオネッサを目標に戦っていることに対する受け身に回っている」感じもありました。来シーズンも女子サッカーはレオネッサ中心になりそうですが、他チームの頑張りによってはなでしこリーグ・皇后杯の連覇が止まることがあるかもしれないです。