さて、後半です。
観戦場所を変えての観戦でした。
早く1点を返したい湘南ですが、6分、PA内でフリーになっていた岸本にボールが渡り、1-2とします。
大阪に10分・14分と2点取られて1-4にされてしまいます。
ここで湘南がタイムアウト取得。FPにゴレイロのユニフォームを着せてプレーするパワープレーをしかけます。
残り5分、ベルマーレが走り負ける形で大阪に速攻許して1-5。「正直湘南は厳しいかな」という展開でした。
この試合のドラマはここからでした。
17分にゴール前混戦からボールの動きに恵まれたこともあり湘南が1点返します。
さらに18・19分と1点ずつ返して4-5と1点差に。この間シュライカーの選手たちには『追いつかれそう』という焦りは見えず、ボール奪って速攻のチャンスもあったのですが、ベルマーレの選手が体でシュートブロックしたりして6点目を許しませんでした。
最後は20分(実際に残り時間0秒)小野のシュートが決まり、4点差を追いつき引き分けに持ち込みました。
この瞬間、大阪の選手の絶望感、湘南の選手たちの歓喜が対照的でした。
4点差を追いついて歓喜する湘南の選手たち。ファンも喜びます。
その一方で、悪夢のような展開になった大阪の選手たち。勝ち点2失ったことがリーグ戦の順位に影響した場合、この試合での取りこぼしが響いてきそうです。
最終スコアです。
この試合、フットサルの特徴である『パワープレー』の面白さ・怖さが凝縮された展開になったのではと感じています。
2012-13 Fリーグ第15節 湘南ベルマーレvsシュライカー大阪 小田原アリーナ
湘南ベルマーレ5-5シュライカー大阪 (前半0-2、後半5-3)
得点者
湘南:26分岸本、37分曾根田、38分小野、39分安藤、40分小野
大阪:4分オウンゴール、16分芝野、30分佐藤、33分一木、36分ヴィニシウス
観客数:802人