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ferrari F40の裏話

2022-05-09 17:28:45 | お知らせ
Ferrari F40


いつも見て頂きありがとうございます。

今回はF40のシート裏話をさせて頂きたいとおもいます、 確かでは在りませんがF40が発売されたのが
1986年~1992年頃だと記憶しております。

ですから最終型からすでに19年たって、元々繊細なファブリックのシートも傷んだ車両が多く見うけられる
様になりました。
当然メーカーもシート単体部品供給するわけですが、ここ何年かの再販部品のシートは量産されていた時と
少し異なります。



向かって左が以前の量産品で、右側が再販されたシートです。
一見同じように見えますが、再販部品のウレタンが全体に硬く厚みが10㎜前後厚く製作されており着座すると
非常にタイトに感じます。



又ボデーシェルですが、同じく左側が量産型で右側が再販部品です。 左側が艶が無く右側の方がクリヤーが
綺麗ですね。

次もシェルの写真ですが、手前が再販部品です。


最大の違いはシートの重量が違います、生産型が約4,8㎏に対し再販型は6,7㎏と1シートで約2キログラム重いのです。
ですから一台で4㎏増える事のなります。

これはカーボンの製作方法の違いです。 生産型はドライ方法それに対し再販型がウエット方法で制作しております。
一般的に強度と軽さが必要なF1車両はドライ方法です。

一般の方が見分けるにはシートを外し裏返しにしますと,底の面に白いペイントで量産型はシリアルNoが入っており
再販型は何も書いてありません。



又底面のカーボンのつなぎ跡が量産型の方が複雑です。
(筋みたいに見えるのがカーボン同士の合わせ痕です)


左側のシリアルNoが入っているのが量産型で軽量なシェルです。(リブの幅も違いますね)

ではどちらが良いのかと聞かれましたら、個人的にはウレタンが非常に硬く重い再販型では無く、
私は量産型をお勧めいたします。

特には走りを求める方は量産型を張り替えるのがベターと思います。


ではまた次回
(超マニアックな内容でごめんなさい)

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