ferrari ディノ246GT レストア-10
前回はU君の活躍でトッピクスを報告させていただきましたが、
本ページに戻り『ferrari ディノ246GT レストア-10』になります。
室内パーツの修復も80%位進みました、でも室内を構成しているのは
パーツだけでは無く、ボディーに直に張り込む場所が在ます、
その中でも代表的なボディーバルクヘッド部分に移ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/9f/edb1ee1450417d9e514b7ae5619f6291.jpg)
一番最初にバルクヘッドは付いているレザーを剥がします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/6d/fd6cf22b005a47da5e46adb82d04ffda.jpg)
綺麗にボンド等を除去してから塗装を施します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/db/780c1dec77d2d25d47f75b0a99845053.jpg)
ディノの場合ビニルレザー仕様とレザー(本革)仕様が在りますが、
各々バルクヘッド部分に微妙な相違点が在ります。
先ずはレザー使用から説明致します。
車両の仕様レザーはコノリーの最高峰オートラックスA890・ダークブラウンを
使用しシートを製作いたしましたので、バルクヘッドも同じ色を使用するのが基本です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/45/768e7b4b0ed37b56f1598baffcdb539f.jpg)
このレザーを幅40mm長さ160の帯状に縫製して聞きますが、一本一本裁断するのでは無く
一枚革を織り込んで制作していきます。
勿論一本ずづ裁断した方がレザーの傷等をよけられ無駄が出ず安価になりますが、
レザーのシワ目が違ってきますので、私は無駄が出ても一枚革を使用しますし、
又ferrari社も同じく一枚革を使用しています。
バックレスとに使用する革の大きさはH1200mm×W1500mmの傷が無い良質なレザーが
必要になりますが、国産では其れに適合するのが存在しませんので、ferrari社に純正採用され
ているコノリーレザーが必要になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c2/5c7426119b75552d85e200587c8ff58e.jpg)
次にビニールレザー仕様ですが、使用されているビニールレザーは通称ウエーブレザーと
言いまして表面に波状のパターンが入っている独特な物です。
このビニールレザーに高周波ウエルダー加工で40mm幅で糸目パターを溶着させて20本
いれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7b/b3cbd500b235f971e1715f6f4d8abf29.jpg)
パターンを入れるためには150mmの金属に糸目パターンを彫刻した大きなウエルダー型
が必要になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/25/bea036a77eeb9bf5322c91eb4a56e261.jpg)
彫刻の拡大画像です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/46/f86771e5b0385387455171fae941a516.jpg)
この型でウエルダー溶着するとこの様な縫い目が再現されます。
この型は非常に高価なため国外、国内でも稀です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ed/a41c8b64348dd195b3e0195b96520710.jpg)
ビニールレザー仕様も美しく再現できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/cb/446d9788d2c92914d22cfa233f15948e.jpg)
ビニールレザー仕様も本革使用もその車がferrari本社から出荷されたと同じクォリティーを求め、
いつも悩みながら最善を尽くします。
これからも作業は続きますので楽しんで下さいね、続きは次回へ・・・・・
自動車内装の試作から復元まで・・・ご相談はhttp://www.foxhead.co.jpまで
前回はU君の活躍でトッピクスを報告させていただきましたが、
本ページに戻り『ferrari ディノ246GT レストア-10』になります。
室内パーツの修復も80%位進みました、でも室内を構成しているのは
パーツだけでは無く、ボディーに直に張り込む場所が在ます、
その中でも代表的なボディーバルクヘッド部分に移ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/9f/edb1ee1450417d9e514b7ae5619f6291.jpg)
一番最初にバルクヘッドは付いているレザーを剥がします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/6d/fd6cf22b005a47da5e46adb82d04ffda.jpg)
綺麗にボンド等を除去してから塗装を施します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/db/780c1dec77d2d25d47f75b0a99845053.jpg)
ディノの場合ビニルレザー仕様とレザー(本革)仕様が在りますが、
各々バルクヘッド部分に微妙な相違点が在ります。
先ずはレザー使用から説明致します。
車両の仕様レザーはコノリーの最高峰オートラックスA890・ダークブラウンを
使用しシートを製作いたしましたので、バルクヘッドも同じ色を使用するのが基本です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/45/768e7b4b0ed37b56f1598baffcdb539f.jpg)
このレザーを幅40mm長さ160の帯状に縫製して聞きますが、一本一本裁断するのでは無く
一枚革を織り込んで制作していきます。
勿論一本ずづ裁断した方がレザーの傷等をよけられ無駄が出ず安価になりますが、
レザーのシワ目が違ってきますので、私は無駄が出ても一枚革を使用しますし、
又ferrari社も同じく一枚革を使用しています。
バックレスとに使用する革の大きさはH1200mm×W1500mmの傷が無い良質なレザーが
必要になりますが、国産では其れに適合するのが存在しませんので、ferrari社に純正採用され
ているコノリーレザーが必要になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c2/5c7426119b75552d85e200587c8ff58e.jpg)
次にビニールレザー仕様ですが、使用されているビニールレザーは通称ウエーブレザーと
言いまして表面に波状のパターンが入っている独特な物です。
このビニールレザーに高周波ウエルダー加工で40mm幅で糸目パターを溶着させて20本
いれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7b/b3cbd500b235f971e1715f6f4d8abf29.jpg)
パターンを入れるためには150mmの金属に糸目パターンを彫刻した大きなウエルダー型
が必要になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/25/bea036a77eeb9bf5322c91eb4a56e261.jpg)
彫刻の拡大画像です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/46/f86771e5b0385387455171fae941a516.jpg)
この型でウエルダー溶着するとこの様な縫い目が再現されます。
この型は非常に高価なため国外、国内でも稀です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/ed/a41c8b64348dd195b3e0195b96520710.jpg)
ビニールレザー仕様も美しく再現できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/cb/446d9788d2c92914d22cfa233f15948e.jpg)
ビニールレザー仕様も本革使用もその車がferrari本社から出荷されたと同じクォリティーを求め、
いつも悩みながら最善を尽くします。
これからも作業は続きますので楽しんで下さいね、続きは次回へ・・・・・
自動車内装の試作から復元まで・・・ご相談はhttp://www.foxhead.co.jpまで