こんにちは。
社員のIです。
今日は私の趣味の一つである映画鑑賞についてお話しします。
私は映画を観ることが好きで、今月は映画館で4本の映画を、配信サイトでは5本ほど観ました。
今回は映画館で観た映画の1つである、『ラーゲリより愛を込めて』について紹介したいと思います。
この作品は二宮和也さん主演の実話を元にしたお話です。
【あらすじ】
第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する抑留者たちに、彼は訴え続けた――
(引用元:https://lageri-movie.jp/)
戦争が題材となっており、確実に感動する、泣かせにくる作品なのは想像していましたが、それを超える涙腺への刺激。
戦争の残酷さ、無意味さがありありと伝わってくる内容でした。目を逸らしてはいけない、忘れてはいけない過去であり真実です。
また、ただの戦争映画ではない、「愛」の物語でした。
二宮さん演じる山本幡男は決して「希望」を途絶えさせることのない人物でした。どんなに絶望的な状況でも死んだ方がましな状況でも、人間らしく生きようとする姿に胸を打たれます。
そして、その山本を生きていると最後まで信じた家族。
山本さん自身も過酷な状況下で生きる希望を持ち続けていましたが、その家族も山本さんが生きていると、きっと帰ってくるという希望を持って戦後の壮絶な状況を生きていました。
誰よりも強く優しく生き、誰かの心の支えになっていた時代を生きた人たちがいるからこそ、今の自分が生きる時代があるのだと感じました。
メインとなる役者陣のそれぞれの演技も素晴らしかったです。一人一人の役柄は非常に難しいものと思いますが、「ああ、このような人物が本当にいたのだ」と思わせてくれるような演技でした。
軍という組織故の横暴さ、絶望により光が失われた目、山本さんによりだんだんと希望を見出してくる過程の表情や雰囲気、収容所には似合わない底抜けの明るさ。
全てが噛み合い、一つにまとまっているように思えました。
映画館でポケットティッシュがまるまる無くなるくらい泣いたのは久しぶりで、マスクもぐしょぐしょになり、交換するくらいでした。
そのくらい感動し、考えさせられる映画を今年観ることが出来たので嬉しく思います。
『コロナ禍』や『ロシアのウクライナ侵攻』など窮屈で息苦しい時代である今こそ、ぜひ、『ラーゲリより愛を込めて』を観ていただきたいです。
この作品以外にもまだまだ観たい映画はたくさんあるので年末年始も映画三昧したいと思います。
来年も仕事を覚えられるよう頑張り、趣味も謳歌していきたいと思います。
それでは、今年一年間ありがとうございました。良いお年をお迎えください。