綿内克幸FSP BLOG

シンガー/ソングライター綿内日記

ニール・カサール~中川五郎さん

2006-12-31 10:07:02 | COLUMN
 すっかり行きつけのバーになったブクロの‘ディランのバー’Polka Dotsへ、米国のシンガー/ソングライター~ニール・カサールの弾き語りライヴを観に行った。

 彼のことはシンガー/ソングライターマニアの先輩から聞いたのが初めてだったけれど、オルタナティヴ・カントリーの雄~ライアン・アダムス(ブライアンじゃないよ)のバンドのギタリストでもあるという経歴を見て、聴く前からこれは良いに違いないと思った。

 確かな歌唱力を披露した実際の彼は、ライアン・アダムス~オルタナティヴ・ロック系というより伝統的な米国シンガー/ソングライターという印象だった。こういった人の演奏を観る度に、米国音楽の懐の深さを感じる。歌が上手い。ルーファス・ウェインライトやロン・セクスミス辺りが好きな人にもオススメだ。

 ピアノ/コーラスの良原リエさんと、ベーシスト(どこかで見た顔だなぁと思っていたら元サニーデイ・サーヴィスの彼だった)の即席サポートも素敵だった。

 この夜素敵だったのはもうひとつ、会場に来ていた中川五郎さんと一杯やれたこと(写真右)。五郎さんが僕のことを知っていてくれて、嬉しかった。何故なら、‘言葉でロックを聴く、ロックを書く’上で、僕の教科書のような存在だったから。

 五郎さんは60年代から活動を続けるプロテスト・シンガーなのだけれど、洋楽の名解説、名対訳でも有名な人で、買った洋楽アルバムのライナーでどれほどこの人の名前を見つけたことか。五郎さんの解説には、批評家による冷徹な視点というより、音楽家としての愛をいつも感じていた。もうアルバムを挙げたらキリがない。音楽だけじゃない、酔いどれ詩人ブコウスキーの訳だってそうだ。

 年の瀬の、いい夜だった。

2月10日(土)新春バンドライヴ決定

2006-12-30 00:40:25 | NEWS/LIVE SCHEDULE
『2007年新春バンドライヴ決定♪ 2月10日(土)赤坂グラフィティ』

OPEN 18:30 START 19:30 共演 エガワヒロシ他
前売り\2000 当日\2300 (ドリンク別)
発売日1月10日(水)
(問・御予約)03-3586-1970 グラフィティ 又は綿内F・C fspclub@hotmail.com


 今年下半期は男の弾き語り勝負であった。そのクライマックスにメンバー全員と涙の再会を果たし(嘘)、確かな喜びと新たな手応えを全員で感じ(本当)、いよいよ新年、およそ10ヶ月振りに再びバンドスタイルで皆さんの前に登場なのだ。一皮向けたステージを約束したい。「フォトジェニック」で燃える準備をよろしく。

 初めて触手を伸ばしたDVDも好評いただき、作る面白さを知った。そろそろ好評曲を録音する時期も来ている。やることは沢山ある。ふざけてないで全力でやる。

 皆さん、1年間本当にありがとう。来年もどうぞお付き合いを!旨い酒を!

密談

2006-12-25 21:20:43 | NEWS/LIVE SCHEDULE
 ・・・などではなく、先日のライヴ前の時間つぶし~赤坂のカフェにてメンバーとお喋りの図。
日頃、排気ガスを目の当たりにしながら狭いオープンカフェでその気になっている人々を見て「アホウ」と思っていたのに、寒いのにわざわざオープンカフェで談笑しているのはスタッフが写真を撮ってくれていたからであった。

 密談の内容は、来年綿内組が目指すべく方向、安倍総理の支持率低下、正しいエロ本・・・などについてであるが、やはりまず決めねばならぬのは「新年一発目のバンドライヴ」。有り難いことに望む声が多い。

 間もなく決まるであろう日程をお知らせして、今年をしめたいと思う。


Merry Christmas♪

2006-12-22 00:53:24 | NEWS/LIVE SCHEDULE
 ひたすらお仕事の人、ラヴラヴでバーニングな夜を過ごす人、凹み中の人、ノロ感染中の人、酔っ払う人(俺)、一足お先に綿内よりMerry Christmas♪

 それではお世話になった皆様へささやかなクリスマスソングをプレゼント。
「Jolly Old Saint Nicholas 」唄 綿内克幸 パスワードは smile でダウンロード(無料)して下さい。

再々アップロードしました
上記でダウンロード出来なかった方はこちらも試してみてください。
パスワード: 5KZlZtN3
ダウンロードの期限: 2006年12月30日(土) 22:39:27 まで

 FSPメンバーズ、週末必着DVDは届いたかい?

『Jolly Old Saint Nicholas』(超訳・綿内)・・・・・・・・・・・・・・・・

※ちょっと耳をかして、やさしいサンタのおじいさん
誰にも内緒だから
もうすぐクリスマス・イヴだね
僕にくれるものそっとおしえてよ

ぐっすり眠る真夜中の12時
おもちゃの袋を下げて煙突を降りてくるんだね
くつ下はきれいに並べてあるから
僕のは一番小さいからすぐわかるはずだよ

ジョニー兄さんはスケート靴
スージー姉さんはお人形
ネリー姉さんはお人形は女の子っぽ過ぎるから
絵本が欲しいって
僕はまだ小さいからサンタさんにおまかせだよ

※REPEAT


ファンクラブよりお知らせ

2006-12-18 08:19:05 | NEWS/LIVE SCHEDULE


 いよいよ今週、会報冬号とともにクリスマス特典2枚組DVD「WATAUCHI VIDEOLOGY1994-2004」が発送されます。ストックに限りがありますので、更新をお忘れの方、新規入会希望の方は是非御連絡下さい。fspclub@hotmail.com まで(まれにメールが届かないことがございます。FSPより返信がない場合、他アドレスからの送信やPC~携帯等アクセス手段を変えてお試し下さい。)


綿内DVD TV編

2006-12-15 22:52:36 | NEWS/LIVE SCHEDULE
 監督青年がノロウィルスにかかる前に、遂に2枚組DVD TV編も完成。ライヴ編以上に編集技が冴える、TV出演生歌、トーク、全PVなど盛り沢山の内容です。

『WATAUCHI VIDEOLOGY1994-2004 TV編』(ファンクラブ限定非売品)収録メニュー

1.恋の5000マイル PV
2.君がいた夏(日テレ)
3.Lady Lemonade unplugged with 朝倉ミツヒロアニキ(TVK)
4.YOUさんとトーク(SPACE SHOWER)【写真上】
5.君がいた夏 PV
6.Smile(NHKポップジャム)
7.Smile PV
8.トーク
9.君がいた夏(NHK BS)
10.コータロー隊長とトーク(TVK)
11.君がいた夏(長野ローカル)
12.サンフラワーパーク(福島ローカル)【写真下】
13.遠い旅人 PV
14.希望の街(日テレ)【写真中】
15.綿内カレーCooking(SPACE SHOWER)
16.希望の街 PV
17.夏色のおもいで PV
18.瞳の中の愛(長野ローカル)【写真上】
19.母校にて(長野ローカル6時のニュース)
20.空を駈け PV

 入手方及びファンクラブお問い合わせメールは fspclub@hotmail.com
 又は綿内オフィシャルサイト をご覧下さい。



綿内DVDライヴ編

2006-12-14 02:05:21 | NEWS/LIVE SCHEDULE
 2枚組DVD 『WATAUCHI VIDEOLOGY 1994-2004』(非売品)のライヴ編がようやく完成。才能ある監督青年が日に日にやつれていくのが気になるところであるが、彼にはもうひと踏ん張りTV編を完成させてからノロウィルスにかかってもらいたい。

『WATAUCHI VIDEOLOGY 1994-2004 ライヴ編』収録曲

1.遠い旅人 
2.L.O.V.E. 
3.サンフラワーパーク 
4.嵐の恋 
5.Lady Lemonade 
6.恋の5000マイル 
7.星に祈りを with 古市コータロー隊長
(以上1994年 日清パワーステーション 初ワンマン) 
8.渋谷系?(インタヴュー) 
9.君がいた夏 (1994年 初日清パワーステーション)
10.Day By Day (1994年 名古屋クラブクアトロ)
11.希望の街 (1995年 福島野外ライヴ) 
12.リハ風景 
13.蒼い疾走 
14.サイン会
 (以上1995年長野タワーレコードUNPLUGGED)
15.時計仕掛けの恋人(1993年クラブチッタ川崎 デビュー前年) 
16.田舎へ行こう (1997年 名古屋ハートランド)
17.メドレー Season Cycle~ノーザンタウン・ブルース
(1998年 長野県民文化会館チャリティ)
18.リハ風景 
19.Like A Father, Like The Son
(以上2004年 赤坂10周年ライヴ)

 上写真は10周年の時のもの。1時間ぎっしり収録。さあ、サンタになれるか間に合うか。


『ハーバーライト神戸』

2006-12-11 17:52:46 | COLUMN
 先週、観光のガイド役で浅草に行って来た。うんこビルも雷門も10年以上振りか。仲見世通りをちょっとそれたところにある地元の酒飲みオヤジ達で賑わう定食屋で、真昼間から塩っ辛い下町味のオカズでビールを飲むのも悪くなかった。

 散策の途中、小汚い茶店の窓に貼ってあったポスターが気になったので撮ってきた。「テープあります(カラオケ付き)。特価1200円」も味があるが、特に心惹かれたのはB面「再婚同志」。同士じゃなくて同志ってのがミソです。

 

宴のあと -vertigo-unplugged-

2006-12-09 13:05:16 | COLUMN
 心が18歳に戻ったU2来日公演と、翌日のUNPLUGGEDクライマックス。観客として、演奏者としての今年の宴が終わってしまい、ちょっとだけ脱力状態である。

 1983年の初来日時と同じようにボノは旗を振って登場して来た。言動を揶揄する声があるのを承知で25年だ。変えようとしない姿が微笑ましく、頼もしく、ファンで良かったなと思った。スタイリッシュなロンドンのバンド、いや、英国のバンドではあり得ないアイリッシュらしい無骨な姿だろう。少々野暮ったいところ、いつも遥か遠くを見ているような姿勢が好きだ。

 不器用だけれど、賢く、意志の強い、ボノ曰く‘閃きのある’バンドだと思う。メッセージばかりが取りざたされるけれど、なんてったって「曲」がいい。ボノの歌詞には、夜空の星をもぎ取ろうとするようなロマンがある。

・・・・・などと20数年の想いに耽る余裕など僕には無く、入場と同時に走って、いい年こいてステージ前から3列目に陣取ったはいいけれど、ボノが登場したとたん、アリーナAブロック後方3000人が押し寄せてえらいことになってしまった。「このままでは死ぬかも」とすら思った。しかし「ここで死んだらロックファンとしてはある意味本望かもしれないが、それでは明日のライヴでメンバーやお客さんに合わす顔が無いどころか二度と顔も合わせられないではないか・・・」というわけで、1曲目で後ろへ避難したのだった。

 しかしそれでも近かった。おまけに馬蹄状に伸びた花道(写真)のおかげで目の前でボノやエッジを見ることができた。「こんな近くていいのかオイ!?」と一緒に行った友人達の顔にも書いてあった。もうこんなこと二度とないかもしれないな・・・と思いながら、宴に酔った。観客全員の幸福感でいっぱいの会場だった。僕は興奮状態にあると記憶が飛ぶので、今はろくに思い出せやしないけれど。

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 翌日は、今度は自分が歌う側に回ったわけである。U2のせいで体中が痛かった。フルライヴ一本+客席にダイヴ100回やったくらいの消耗度だった。しかし、同時に心は満タンだった。満タンのエキスを、集まってくれたお客さんに放出するのが僕のミッションであった。そのミッション遂行に乗っかってくれたのが久し振りに集まった全メンバー。彼らと紡ぐ音の中で歌える喜びを改めて感じる事が出来た。それはお客さんにも伝わったかな、と思っている。



クライマックス写真2

2006-12-06 18:47:04 | NEWS/LIVE SCHEDULE
 引き続きUNPLUGGEDクライマックス写真。今回は「歌」がよく聴こえたということで、それでこそアコースティックバンド編成にした甲斐があったというもの。今回のライヴで得たものを来年に生かしていくのだ。皆さんどうぞお付き合いを!


UNPLUGGEDシリーズはマーヴェラス田中氏から好ギターを譲り受けたことから始まった。


バンマス・トオル君とかわしー。年齢がバラバラの綿内組内で、この二人は同い年。


今回はアイコンタクトしながら初めて演奏が出来たなぁ、亀ちゃん。


もう来年のライヴのお話をいただいている。スケジュール決めなきゃな。