MANGA

　平泉成はいいから自分の音楽作業をせよという声がどこからともなく聴こえた気がするので、作業の話。
　これから作るCD「フォトジェニック」のジャケットはこんな感じのコミック調にする予定で、すでにいつもお願いしているイラストレーター（「WATAUCHI UNPLUGGED」等）に依頼済みなのだ。
　この１０年、米国の書店では日本発の「MANGA」のコーナーのスペースが年々大きくなってきていて、ちょっとびっくりする。「COMICS」ではなくあくまで「MANGA」と記されて、翻訳された「Dragon Ball」等が沢山置かれている。スパイダーマンやバットマンでお馴染みのマーヴェル・コミック社の人物描写も以前より心なしか「MANGA」化している気がする。何だか大友克洋や寺沢武一の劇画っぽい。米国コミックに影響を受けた日本の漫画に、今度は米国コミックが影響されたような感じだろうか。海を隔てての影響のし合いっこは面白い。これは音楽でもみられる。

　で、肝心の「音」の方も早くやれってな。風邪が治ったと同時にスムースに花粉症に移行しました。カイー。

平泉成（追加あり）

　日本で一番中小企業オヤジ作業ジャンパーの似合う男。日本で一番会社の不渡りによる土下座の似合う男。日本で一番容疑者をいやらしく追い詰める男。日本で一番誰でも知っていて、誰より売れっ子で、名前が出てこない名優。ひらいずみせい。この人を画面で見つけると、「あ～出てる出てる」と心で呟いてしまうよな。

追加・・・・・その他の平泉成
●日本で一番『あ～　君、君！』というセリフが似合う男（Akoさん）。
●日本で一番人間ドックが似合う男（栗ごはんさん）。

保存された１９８８年

　ちらりと見える畳が味のこの写真は、１９８８年にメトロトロンレコードからwebb（綿内・小池）として出したファーストシングルの、美しく保存された現品。生まれて初めて出したレコードだ。

　この写真を提供してくれたのは、当時シングルを購入し、同時期に行った六本木インクスティックでのライヴを観てくれた方でもある。後のソロ転向作品を聴き、そして先日のライヴも観てもらったので、即ち僕の音楽キャリア全ての「目撃者」「証人」ということになる。

　駆け出しの当時だって、買ってもらいたい、観てもらいたいと思ってやっていたのだからそういう方がいて当然かもしれないけれど、実際に「目撃者」さんからお便りをいただいたりすると、感激だけでなく、驚いてしまう。そして、そういった方の存在を認識することで初めて、「結構長くやってんだな、俺」と実感する。

　スコット・ウォーカーのヒット曲とジャッキー・デシャノンの名を引用した「Jackie」という収録曲を、鈴木慶一さん・博文さんの生家である羽田の湾岸スタジオで録音したのは前年の１９８７年だから、丸２０年だ。長いかも。

次は4月7日（土）「フォトジェニック」CD完成記念

　春の綿内組バンドライヴ決定です。
『4月7日（土）赤坂グラフィティ～「フォトジェニック」CD完成記念！～』

　次は体調万全でリベンジ！そしてライヴでのハイライトナンバー「フォトジェニック」を遂にCD化・当日会場先行販売します。ということは3月中に録音のすべて完成させないといけないわけで、まだなーんにもしてませんが、締め切りは大事です。乞うご期待。次回も衣装はTシャツ指定です。

　

写真館おまけ

　風邪っぴきHappy Valentine's Dayでございました。バンドライヴ写真おまけです。まずは、「今日は高音きっつー」という1枚。そういう時は顔で出す。


本番前サウンドチェック。病人顔。


手がまさに忙しい最中の人とちょっと手が空いて考え中の人。


顔でも弾く！


そして放心状態の人とそれを見つめる人。

写真館２

　Tシャツコレクション２。ついでにせっかくなので歌詞を直した『CASANOVA』も載っけておこう。次いつ演るかわかんないし。緊張の糸が切れて、その後体調悪化してしまいました。。。







『CASANOVA』

手に取るようにわかるのだろう　ほんの小さなたくらみも
見透かされてしまうのだろう　僕はかなわない

愛について語るほど　愚かに見える
君はただ口づけて　僕を黙らせた

真夜中のCASANOVAと裸婦像のような君がいる
You're my heart‘n’soul, you're my sweetest one
言葉よりも深く　ずっと繋がって


枕元に流れる髪　まるで広げた羽根のよう
だから今夜　君に乗って　闇を飛んで行く

わかり合うことだけじゃ　物足りないから
もう少しこのままで　二人血を混ぜよう

真夜中のCASANOVAと裸婦像のような君がいる
You're my heart‘n’soul, you're my sweetest one
言葉よりも深く　ずっと繋がって

2007春のオッサンTシャツコレクション（写真館１）

　というわけでMCでも言いましたが、衣装は全員Tシャツ指令を出しておいたので、それぞれがどんなTで来るか楽しみでもあった。みんな本番ギリギリまでジャケット脱がないし（笑）。私のはMERC、右の亀ちゃんはLONSDALE。
　上の写真は「木村カエラに捧ぐ！フォトジェニック」って言ってるところでしょうか。おかげで熱が下がりません。

『夢の薫る町』（SETLIST）

　改めて皆さんありがとー！チョコもありがとー！エガワ君はじめ比較的傾向の近い男性アーティストが集った、雰囲気の良い一夜でした。2007春のおっさんTシャツコレクション、いかがでしたでしょうか（嘘）。　曲数、曲調、流れ、次回はより改良していきますね。「フォトジェニック」のCD録音もいよいよ始めます（キーワードはフランツからKBC）。その前に綿内ダウンです。

2.10（土）赤坂グラフィティ

1. Sick Of Love
2. CASANOVA（新歌詞）
3. 夢の薫る町
4. Someone
5. 見上げる空にRainbow
6. フォトジェニック
7. 希望の街

幻のアンコール予定曲
8. Smile

バンドライブ終了！

10ヵ月振りのバンドライブが終了。皆さん本当にありがとう。体調＆曲数的にエクスキューズ・ミーでしたが、まずは一発目ということで次回もよろしく！
そして只今打ち上げ中。久し振り鳥羽君（ex・カーネーション）らと飲んでます。

ワールドツアー２００本

　
　１０日用リハーサル無事終了！いつも最後はトータル時間を計りながら本番さながらに立って演奏するのだけれど、ここのところ座りのUNPLUGGED続きだったので、今夜はちょっと疲れてしまったな。
　などと本当は言ってはいけないのだ。オッサンになってもワールドツアー年間２００本とかやってる海外のバンドを見よ。それに見合った名声や収入を得たとしても、相当過酷だ。移動→会場→酒→移動→会場→酒→ホテルの窓からテレビを放り投げる→移動→会場→酒。世の中に楽な仕事はないな。

　さてさて、今週金曜は同じ赤坂グラフィティでの小池雄治ライヴにゲスト参加し、土曜は自分とこの本番。皆さん御予約感謝してます（当日お昼くらいまでならH.P.
の方　fspclub@hotmail.com　　にメールをいただければ前売り御予約が可能です）。ひとまずお疲れさん！本番よろしく！