FTC通信

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大都市のごみ収集業務を支えるMCA無線

2011-08-17 | デジタルMCA
約57万世帯から出るゴミを回収する神戸市環境局は、地区ごとの11事業所それぞれに指令局を置き、大規模に運用しています。
 導入のきっかけは1995年の阪神淡路大震災。市の交通・水道部門に緊急供与されたことで災害でもフルに性能を発揮できるMCA無線の存在を初めて知りました。
すでに導入していた民間ごみ処理業者に見学に出向き、有効性を確認するなどして研究・検討を重ねた結果、1997年本格化する分別収集業に対するにはMCA無線しかないと判断。
「それまで支給されていたポケットベル(約160台)と変わらぬランニングコストや携帯電話を凌ぐ機能に満足しています」とのこと。2000年以降も順次MCA無線の導入を拡大していきました。
 ごみの分別は、家庭ごみ、荒ごみ(粗大・不燃ごみ)、空缶・ペットボトル、空ビンなどで、とりわけ荒ごみ収集所には不可欠な連絡手段となっており、通常の荒ごみ用パッカー車と要フロン回収物・危険物等用ダンプ車間の息の合った通信で導入後には収集遅延による住民からの苦情を大幅に減らすことに成功しました。
こうして各地区の特性(ごみの質や量、地形)に応じた柔軟な指令を出すことが可能となり、臨機の応援体制を組むことにより収集業務の効率化が図れるようになったのです。
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「災害時の恩返し」で高知市に緊急支援

2011-07-01 | デジタルMCA
 1998年の9月に上陸した2つの台風は近畿地方や北陸地方を中心に、全国で18名の死者と床上・床下浸水併せて1万棟以上の被害をもたらした。
 特に集中豪雨被害が甚大だった高知市に対し、神戸市は阪神・淡路大震災時に、高知市職員400人による救援活動を受けたことの恩返しとして、「ごみ収集」を軸とした支援活動を実施。市環境局から収集運搬車9台、パトロール車4台、環境局職員34人を派遣した。
 既にMCA無線を利用していた神戸市環境局は、移動無線センターに要請した60台のMCA無線を持って現地に到着。町中が床上浸水などの大きな痛手を受け、水没した家具や畳などの粗大ゴミが散乱した状態で移動すら困難な状況でありながらも、MCA無線からの指示で被災現場へ駆けつけ、迅速な支援活動を行うことができた。
 携帯電話が繋がり難い地域での通信手段として確実性を誇るMCA無線は、高知市の復旧に一役かい、神戸市は過去の恩に報いることができた。
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東日本大震災、災害医療に特化したMCA無線

2011-06-01 | デジタルMCA
 宮城県の災害医療コーディネーターで大崎市民病院の大庭正敏救命救急センター長(58)は地震から数時間後には県の災害対策本部に入り、災害医療の超急性期とされる72時間、「MCA無線」にかじりついた。
 MCA無線はタクシーなどで業務用無線として使われており、全ての無線機に一斉に同報でき、災害時もつながりやすい。大庭センター長は、自衛隊などから秒単位で報告される救出者の情報を分析し、無線を通じて次々に県内の災害拠点病院に割り振っていった。
 災害医療に特化したMCA無線の活用例は「全国でも聞いたことがない」(総務省消防庁)という。
同県が拠点病院に配備したのは2003年県北部地震で被害が大きい地域ほどその情報が入ってこない苦い経験があったため。今回も石巻市や気仙沼市は無線基地局が壊れ連絡が途絶えたが、大庭センター長は「MCA無線がなければ県全体で混乱していた」と振り返る。

(日本経済新聞夕刊2011年5月12日付「医師派遣、教訓生かす 東日本大震災・その時医療は(上)」より抜粋)
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全国初のデジタルMCA同報無線

2011-02-15 | デジタルMCA
福岡県直方市はMCA陸上移動通信システムを用いて、防災をはじめ、防犯や地域コミュニティ形成支援を目的とした無線局として全国で初めて運用されました。



「災害は忘れた頃にやってくる」という言葉がありますが、いついかなる災害にも安全の確保は急務であります。そのために状況の把握を急ぎ、それにもとづいて策定された安全対策はいちはやく住民に通知しなければなりません。
 そんな要望の高まる中で、防災を目的とした同報無線としてデジタルMCA陸上移動通信システムを用いたモデル施設が福岡県直方市に完成しました。この施設を活用し、防災をはじめ、防犯や地域コミュニティ形成支援を目的とした無線局として平成17年8月9日、全国で初めて国から免許されたものです。
 従来の市町村防災無線は、無線通信回線を独自に整備する必要がありますが、「ふくおかコミュニティ無線」は、既存のデジタル方式のMCA陸上移動通信システム「mcAccess e」を無線通信回線として利用することにより比較的安価に導入することができました。

ふくおかコミュニティ無線のページ               http://www.bousai.pref.fukuoka.jp/communityradio/
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MCA携帯局完成

2007-03-29 | デジタルMCA
いよいよデジタルMCAの携帯局が完成しました。

【特徴】
・フル充電で約20時間の使用が可能(送信1:受信1:待受18の割合での使用時)
・車載機と同じエリアでの通話が可能
(車内、室内での電波感度は多少落ちるkとがあります)
・個別呼び出し・メール送信も可能
・雨天時での使用にも耐えられるJIS保護等級7防浸型
【スペック】
外形寸法:58mm35mm149mm(アンテナ除く)
質量:約360g
送信出力:2w
オプション:予備電池パック・充電器・スピーカマイク

当社でもテスト運用をしておりますが、注文も随時受け付けております。
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