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面白いと思った物をいろいろと取り上げています。

タミヤ 1/35 MMシリーズ レンガセット&土のうセット

2023-08-06 09:09:24 | ミニチュア/シルバニアファミリー


長らく、細々と続けているミニチュア作りですが、ネタもアイデアも無限というわけではありません。

なので、ガチャガチャや既製品をうまく使って、ラクして楽しんでいるのですが・・・


今回取り上げるのは、私自身「人生でそれ買うの何度目?」と言うほどの定番商品。

模型好きなら一度は買ったことがあるであろう定番プラモです。









タミヤが世界に誇るプラモデルシリーズ「1/35ミリタリーミニチュアシリーズ(通称MMシリーズ)」より「No.25 土のうセット」と「No.28 レンガセット」です。

最初に買ったのなんて、自分が小学生の頃だよなぁと思ったら、土のうセットの発売は1973年9月、レンガセットが1973年10月という、なんと半世紀売られ続けているとんでもないプラモでした!










こちらが、レンガセット。

パッケージ裏面には欧州のレンガについての蘊蓄も書かれています。

最初からレンガが積み重ねられたパネル状のパーツが3種類あり、組み合わせる事でさまざまな「レンガの壁」を作る事が出来ます。

また、パッケージに印刷されたレンガのイラストも、製品と同じ1/35スケールになっているので、これを切り抜く事でジオラマなどに使うことも出来るというプレイバリュー溢れた商品です。









土のうセットは、開けるとブロックパーツのような土のう袋がビッシリとランナーにくっついています。






土のう袋1袋が1パーツで再現されており、裏面は肉抜き穴が大きく空いています。

想定されている使い方として塹壕などにしたり、戦車に積んで防弾装甲にしたりするようです。









1パーツなので、ランナーから切り離すだけで完成なのですが、流石に50年物のプラモデルですから、ゲート処理やパーティングライン処理が必要になります。

特にゲートは、土のう袋の短辺中央の、わずかに凹んだ位置になるので、デザインナイフなどで地味に処理してきます。

パーティングラインは、ちょうど土のう袋の横縫い目位置になっているので、これを全て削り取るか、うっすら残して縫い目を表現するか、作り手の思考が反映できます。

ただ、この単純作業が48個あります!

気にせず遊ぶのも良いですが、やはり目立つ部分なので処理したいですよね。

写真のは左がランナーから切り取ったもので、右がデザインナイフでカンナ掛けしてパーティングラインを消し、ゲートも削った物です。









ようやく48個のパーツ処理が終わり「よーし、さっそく塹壕でも組んでみるか!」となるんですが・・・

モノは特にジョイントも何もないただのプラ粒。

積み重ねても、ちょっとバランスを崩すとボロボロと崩れていきます。

そもそも情景模型として固定化する事が前提のアクセサリーキットなので、組み換えという部分は考えられていないんですよね。










そこで約に立つのが、セメダインのBBXという「粘着剤」

一言で言えば、貼って剥がせるというのが特徴です。

チューブの中に透明なゲル状で入っており、対象物に塗って乾かすとシールの糊面みたいなベタベタした膜になります。

ミニチュア作りにはとても重宝しており、小さすぎてジョイントやはめ込みを作れないパーツ同士を組むのに最適です。

接着したくないけど固定したい!はミニチュア遊びではよくあるシチュエーションだと思いますが、セメダインBBXがあれば割と解決します。









これを48個の土のうの裏面に塗れば・・・

ご覧のように弧を描くトーチカ風にもすぐ組めます!

これ、固定化されてないんですよ?!すぐに組み替えできちゃうんですよ!?

便利ですよね。









せっかくなので、シルバニアファミリーの人形と遊んでみました。

写真にはちゃんと写っていないですが、積み上げた土のうの端っこは、どうしても土のうを斜めに積み上げる必要が出てきます。

何もしていないパーツなら、斜めに配置するだけでズリ落ちてしまいますが、BBXを塗ったパーツなら、ちゃんと斜めの位置で張り付いてくれます。









さらに、土のうを組み替えて、レンガセットも使ってジオラマ風にしました。

レンガセットは各パーツのジョイントが木組手のように凸凹になっていて、ブロック玩具のようにはめ込んで使うのですが・・・ さすがに50年で金型も劣化しているのか、昔はガッチリ組めていたのにユルユルになっています。

写真では裏側からマスキングテープで留めていますが、これもBBXを接手に塗った方が良いかもしれません。










ちなみに、土のう袋は全部同じに見えますが、2種類あり、重さで潰れた感じに平たくなっていて、袋の両端がそれぞれ上向き、下向きの互い違いになっている物が36個。

潰れておらず、袋中央が盛り上がって四隅が全部垂れた形の物が12個あります。

写真の積んでいる土のうは、一番上が潰れていないタイプ、それより下は潰れているタイプです。










もともとがミリタリー用のアクセサリーキットなので、どうしても戦闘シーンに見えてしまう組み合わせですが、アイデア次第では様々な物に使えると思います。

また、大きさ的にも1/35スケールとはなっていますが、他の大きさに混ぜてもそこまで違和感は大きくありません。

一緒に飾る物次第ですが、ざっくり1/12~1/48スケールくらいまでは使えるんじゃないかと思います。










特にレンガセットは汎用性が非常に高いキットです。

ミリタリーだけでなく、様々なシチュエーションで使えます。

最近は100均のミニチュア系商品が充実していますが、いまだにこのレンガセットを超えるレンガ壁グッズは出ていませんね。


どちらのセットも昔に比べると値段も倍以上になっていますが、それでも250円→550円とかなので、かなり安価に買うことが出来るのも嬉しいポイントです。

もちろん、塗装に自身のある方は、よりリアルな質感表現で楽しむ事も出来ます。

ミニチュアやドールハウス、シルバニアを楽しむ方は女性が多いと思いますが、割とプラモデルでも使い勝手の良い材料がありますよ!!























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