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KITTE 屋上庭園から見える東京駅 より一応つづく
東京駅から歩いてそんなにかからないところにこんな素敵なところがあった。
「ルドン-秘密の花園」展 を見た。タイトルとあまりにもマッチしたこの入口。 この小径を歩くと薔薇の香りが漂った。
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KITTE の方から歩いてくるとこんな風に 三菱一号館美術館 が見えてくる。赤レンガの建物ね。
そういえば昨年末には三菱ではなく三井だけど 三井本館でアルミの小花の骸骨などを見た な。KITTE にしても 東京駅 にしても、古い建物を上手に生かして利用する、というのが面白いなあ。この三菱一号館美術館は復元なのだそうだが、その古色に逆にびっくりするけど。
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ルドンの作品を撮ることはできなかったが、建物内部は撮れた。
入場したらいきなりエレベーターで3階に上がる。ぐるぐる歩きながら1階ずつ下りてゆくような順序だった。
それでいきおい階段の写真ばかり、というわけ。
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↑上の窓のアップ。庭が見える。
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廊下はけっこう狭い。
展覧会の内容について。
ルドンって綺麗な花の絵の印象があったんだけれど、木炭で描かれた奇怪なモチーフの暗い絵もけっこうあった。
なんかこの感じ ... いろいろ思い出す。
松谷みよ子『ふたりのイーダ』の司修の挿絵、ミヒャエル・エンデ『鏡の中の鏡ー迷宮』のエドガー・エンデの挿絵、など。心の闇にフォーカスする感じで、しいんと静かで首筋が寒くなる雰囲気。
もちろん目玉の 青い壺に不思議な花が生けられた大きな壁画 は不思議な世界にいざなわれる感じでよかった。
その壁画はドムシー城の食堂を飾ったのだそうだが、食堂のほかの壁もルドンが手掛けたもので、それらも展示されていた。それらにも花が描かれていたりしたが、花の種類を特定できるものも少しはあるけれどそうでないものも多くて、余白も多かった。具体的なものを描く、というよりもテクスチュアを重視した感じがあって、まるでプリントされたテキスタイルの柄のように見えた。
明るく美しいパステル画 と 心の闇を覗くような木炭画、両方が存在する理由は 『ノラの絵画の時間』の「母に捨てられたオディロン・ルドン ー象徴主義6ー」 を読んで少し分かったような気がした。
インターメディアテク を 見逃した かわりに 三菱一号館美術館 に来たようなものだったが、これが思った以上におもしろくて、こういう気ままに偶然に導かれて出会うって楽しいな、と思ったりしたんである。負け惜しみじゃないよ
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