昨年末にローストダックを焼いた ときに参考にしたサイトがあった。
お料理ダイスキ!ニューヨークおうちごはん です。
それをパラパラ見ていて気になったのがラム酒のチョコレートケーキだったのだ。
ラム酒のチョコレートケーキ
文章が楽しいんですよ。
ちょうどラム酒が切れていたので、せっかくなのでラム酒を買った。ええ、マイヤーズでもロンリコでもなく、サイトの写真を真似してバカルディのラム酒です。
並べてテイスティングしたわけではなく それぞれを味見したのもずいぶんまえなので、違いが分からない。残念。
レシピはいかにもアメリカン。ベーキングパウダーとベーキングソーダ(重曹)で力任せに膨らませるタイプです。
わたしが作ったことがあるレシピでは デビルズフードケーキ なんか似ている。
力任せに膨らませるので、焼いている途中ですごく膨らむ。
そして、熱が加わって小麦粉が糊化したり卵白が凝固するにつれてしぼんでいき、焼き上がって冷めると水蒸気が抜けて、真ん中が思いっ切り沈む。あれは悲しいです。
👇 最初にレシピ通り焼いたときの断面。陥没、という言葉が正しいであろう。
まあ、それは予想してはいたのだ。
それで、ベーキングパウダーとベーキングソーダと生地に加えるラム酒を減らしたレシピで焼いたのが冒頭の写真です。真ん中が盛り上がることもなく平らでもなく少し下がったけれど、陥没したわけではないので、まあこんなものじゃないかな。レシピサイトの写真もそんな感じに見えなくもないし。
このレシピは、生地にたっぷりラム酒を加え、焼き上がったらラム酒をかけ、翌日には裏返してまたラム酒をかける、という徹底ぶりです。
しかし、生地に加えるのと焼いた直後のラム酒のアルコールはあらかた熱でとんでいく。ケーキのアルコールはおおよそ最後にかけるものからだと思う。
ラム酒の香りはさすがにたっぷりつきます。
そもそもチョコレートというのはかなり香りが強いんで、それに負けないくらいラム酒の香りをつけないとね。
とはいえわたしが使ったチョコレートは安手のものだったせいか、最初に焼いたケーキはちょっと物足りなかったので、冒頭の写真のケーキにはオールスパイスやシナモンをちょっと足しました。あくまでも隠し味程度にね。
ラム酒のチョコレートケーキ、気に入りました!
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