この時期、カラスが夕方、寝ぐらへと移動するのに西の空から飛んでくるのを見かける。
幸いというか、当館のある駅前町と、いうか、当館の辺りには飛来していなかった。
鳥に罪は無いものの、落とされる物体(何だかご理解ください)には、我ら住民には迷惑以外の何者でも無い!
昨日、あろうことか、当館の前の通りの電線に、暗くなり始めた夕方から、
「ギャー ギャー カーカー」団体様が喚くでは無いか!
「こりゃいかん!」と、ワタクシ。
意を決して、暇を見ては長い傘を持って、
電信柱をカンカンカンと。
その度、バサっ バサっと飛び立つ気配。でもまた戻るやうな…
イヤな物体を落とされてはたまったものではないので、闇夜に溶け込む黒いカラスに、目を凝らしつつ、就寝までの数時間、格闘したのである。
はたから、連れ合いが
「カラスは、知能が高いから、恨まれるぞ〜」などと、のたもうたが、
「こりゃ、勝利したなぁ」と、ほくそ笑むワタクシ!
すっかり勝った気分の翌朝。へんだ!
どうもおかしい。
両隣り数十メートルより、当館の前の落下物がどう見ても多いではないか!
「はぁ?」
もしかして、逆恨みされたのか?
安眠を妨害したので、逆襲されたのか?
これから、カラスには、人一倍注意をしなくてはならなくなったワタクシであります。
幸いにして、その後
かなりの雨が降り、道路は綺麗に復活している事をお知らせしておきます!
余談だが、高校時代の古文の授業、
忘れもしない、『枕草子 春はあけぼの』一段
を覚えてくる宿題。
こりゃ完璧!と、臨んだテスト。そこで
まさかの痛恨のミス
『烏』と書かなくてはならないのを、
『鳥』と! このふた文字の違い、分かります?
書き間違いではなく……
いや、そもそも、ワタクシは「春はあけぼの』で、『烏』と、『鳥』の区別がついていなかっただけの話しで、横棒一本に気がついていなかったので有ります。
『春はあけぼの』では、『鳥』をカラスと読むんだろうなぁ…と、勝手な解釈をしていた10代の頃のお話でして。
月日は巡り、
その頃覚えた『春はあけぼの』は、すでにうろ覚えの昨今でありまする。