やさしいカラー剤利尻こんぶカラートリートメント女性の薄毛のご相談者の方で、「頭皮に湿疹とフケが出る」とおっしゃる方がいました。ほとんどシャンプーも使わず(頭皮を洗わない・少量・手短で)、お湯洗いだけはしっかりするようご助言していたのですが、どうしても「湿疹やフケ・赤み」が引かない方がいらっしゃいました。
「ほとんど何もしていないのに、何故?」とずっと思っていたところ、先週相談室でお湯洗いするだけの為にお越し下さいました。
よくよく頭皮を拝見してみると、所々にフケが出ていて湿疹が出来ているところもあり、赤くなっているところもありました。ご本人は、赤みを帯びているところが痒いらしいです。
いつものごとく泡がたくさん出てくるお湯洗いを始めてすぐに、頭皮と髪の毛から泡がダラダラっという感じで流れ出てくるのです。
見ていると主に痒みを訴えられている部位から流れ出てくるのが激しいのです。
洗いながらお聞きしていました。
「痒いところがたくさん泡が出てきますが、痒みはどうですか?」と。
すると
「洗ったところの痒みが引いてきました」とおっしゃいます。
主に頭頂部とつむじ周辺、そして右側頭部と耳の後ろから、たくさん泡が出てきました。
あまりにも出てくるので、通常は10分間洗うだけですが、余分に5分くらい洗いました。
泡が取れてしまえば・・・かなり洗ったので、頭皮が痛いのかもしれないと思いましたが、痛くないらしい。そして、頭皮を拝見してみると、フケ・湿疹・赤みがほぼ消えてしまっているのです。
この方に、本当に何も使っていないのか?お聞きしたところ、「利尻こんぶカラートリートメント」を使っていたとのこと。
白髪のある部位を中心に使っていたらしく、使っていたところに「湿疹・痒み・フケ・赤み」が出ていたのでした。
「湿疹・痒み・フケ・赤み」が改善しない原因は、「利尻こんぶカラートリートメント」だったのです。
頭皮に異常が出ている場合は、いろんなものを使うよりも前にまず抜くことが大事です。抜かないと使うものが効きません。
それを改善するつもりで使っているものが、改善できない原因・悪化の原因になることがあるのですね。
「利尻こんぶカラートリートメント」は、今巷に出回っているカラー剤の中では、かなり皮膚にやさしい部類に入ります。知人の女性で皮膚の弱い人が使っていますが、トラブルは出ないようでした。
それでも、駄目な人がいるのも確かなようです。
やさしいからと言っても大丈夫でないことが、改めて分かった次第。
この方には、カラーをする時の処理のやり方をご助言しました。
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