育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



弊社には植毛をしている人もご相談にお越しになります。植毛をしているなら薄毛の問題は解決しているのではないか?と思いますが、そうでもないなのです。


ただ、何人かの植毛経験者の植毛後を見る限りでは、中途半端な植毛だけはしない方が良いのではないのか?って感じるのです。今回はその事例をお知らせします。


【しっかり植毛をしている人】


この方は、かなりしっかり植毛しているので、見た感じではフサフサ状態で全く違和感がありませんでした。生え際の右から中央を経て左まで2~3センチ幅で植毛しているのが、髪の毛をかき分けてマジマジと見ると分かります。以下は左側から撮った写真です。だれか分からないように部分的にしているので、ちょっと見づらいかもしれません。



ただ、本人からすると「植毛した部位は気になっていないけど、植えた部位とそうでない部位に差が出始めているので、それを改善したい」と言う事でした。生え際の植毛した部位とその後方の何もしていない部位に隙間が出来るのを防ぎたいと言う事でした。


この方の場合は、パット見た感じでは隙間はありませんが、手で触ってみると植毛した部位の毛は固いのに、その後方の植毛した部位との境目の毛が少し細く柔らかくなっていました。


以前植毛を部分的にしただけで、後は何もしなかった方の写真を見たことがあります。植毛した毛は見事に残っているのに、他の毛が無くなっていて、植毛した毛だけが頭部に島のように残っているのです。これだったら、植毛なんかせずに毛が無い方がすっきりして普通に見えますね。


マクロスコープで植毛した部分と植毛していない普通の毛部分を撮ってみました。以下が植毛した部分です。



そして、次が植毛をしていない普通の毛の部分です。



ほとんど差がなく、どこの部位か分からないですね。こんな植毛なら問題もないので、隙間が空かないようにケアを行えば、植毛した部位とそうでない部位の間は広がらないだろうと思いますね。


中途半端な植毛をすると


次は、中途半端に植毛をした方の事例です。植毛って結構費用がかかるので、十分植えるだけの本数をできなかったのだろうと思います。ぱっと見た感じでは、髪の毛を伸ばしていたので、生え際の部分が蜘蛛の巣のように見えていました。

それが、次の写真です。これもだれか分からないように部分的にしているので、ちょっと分かりづらいかもしれません。左側から撮っています。



見て頂ければ分かりますが、しっかり植毛した人に比べてかなり透けて見えませすね。これをマイクロスコープで見るともっと分かりやすいです。以下が植毛した部位です。



植えている毛は太いですが、その間に細かい産毛のような毛がたくさんありますよね。これだけ隙間だらけになってしまうのです。


次のマイクロスコープの写真は、植毛をしていない普通の毛がちゃんとある部位の写真です。植毛している部位に比べて、明らかに違うのがわかりますよね。



植毛は中途半端にしない方が良い


気になる薄毛や生え際の後退を何かとするのに、植毛は一つの手段ではあります。

一つの手段ではありますが、それで終わりではないと言う事です。


植えた部分は大丈夫(これはこれで凄いことだなと思います)でも、薄毛は進行して広がっていくものなので、いずれ植毛した時に気になっていなかった部位も薄くなってくるのです。


植毛はするのは良いとは思いますが、中途半端は止めた方が良いし、その後のことも考えておく必要があります。


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