育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



所謂脱毛症と薄毛とは根本的に違うことを分かっている人は、どの程度いらっしゃるでしょうか?

これをごっちゃに考えていると、抜けるから薄くなると思います。

ただ、表面的には脱毛症と薄毛が一緒に見えるので、普通は同一にみてしまいますね。

よくよく振り返ってみると、一昔は20才代や30才代で薄くなる人なんて、ほとんどいませんでした。
私の周りで、20才代30才代で薄かった人は、2名だけいます。私の周りと言うのは、学生時代のクラスやら社会出た時の会社員時代の上司や同僚ですから、ゆうに1000人くらいはいるでしょうか?

この中でたったの2人なのです。
この方たちは、薄いのではなく、完璧にハゲでした。

ほんの30年~40年程度前の話です。

このうちの1人は、私の同級生の父親で、私や友人が物心の付く頃にはハゲていましたから(毛のあるのを記憶していません)、相当若い頃から毛が無かったのだと思います。

でも、その息子は、私と同じ年で今47歳ですが、薄いですがハゲではありませんね。M字にはげてはいますが、年相応に髪があるので、そんなにひどいようには見えません。若い頃からちゃんとケアを積み重ねれば、ある程度は防ぐことが出来るということです。

もう一人は、学生時代の先輩で、私が入学した時には毛はすでにありませんでした。その人は、毛のないことを武器にしていたので人気者でした。すごく綺麗な人と結婚されたのを覚えています。

この人たちなら、脱毛症といえるとは思います。
こう言った形でのハゲなら、「抜け毛があるからハゲる」のは分かりますが、多くの人は、これとは違うのです。

でも、普通は40歳代になってきて薄くなり始めて、50歳代から段々とハゲっていったものです。
これを壮年性脱毛症と言い、よく言われるところの性ホルモンの影響による脱毛症ですよね。

でも、これとても、長い時間をかけて薄くなっていき、最終的にハゲていくのですから「抜け毛があるから」とは言えないですよね。

だから、あなたの父親が40歳50歳から薄くなっていったのなら、20歳30歳で“あなた”の髪が薄くなるのは、抜け毛があるからではありません。抜け毛があるなしに関わらず薄くなってきているはずです。

中には、抜け毛はほとんど目立たないのに、ジワリジワリと進行してきている人も多いのでは?と思います。

ご自分の習慣の中に、薄くなっていく要因をいくつか持っているはずです。その要因の大まかなところが分かれば、薄くなっていく理由がわかります。すると間違いなく抜け毛とは無関係だと分かります。

すると、ケア法自体もおのずと違ってくるのですね。

ちなみに、「○○脱毛」と言う表現を使って、何らかの脱毛症の症状に当てはめたがるサロンや人がいます。

そう表現することで、脱毛=抜け毛が問題だと訴えたいだけなので、何でもかんでも病気のような症状名を付けたがるところは、あまり信じることができないですよ。

短期的(半年1年)には、抜け毛の増減は見た目の良し悪しに影響を与えます。でも2年3年と長期で見てみると、抜け毛が増えたり減ったりしながら、増えていくし、反対に減っていくのが分かります。

ご自分の抜け毛の変遷と見た目の変遷を客観的に振り返ってみて下さい。


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