ちょっと最近このブログに投稿する時間が取れなくて申し訳ないです。
最低でも週に1回は投稿するよう心がけますので、時々は見て下さいね。
さて、ここんとこ時折表題のようなご相談をお受けします。
自然治癒力って、私はあまり考えたことがないのですが、
ご相談者の中に、
「自然治癒力を謳っているところでケアをしたのだが、上手くいかない」といっている方がいらっしゃいました。
色々聞いてみると、自然治癒力と謳ってはいますが、本当はそうではないようですね。
ミノキシジルやプロペシアを使ったり、ヒト成長ホルモンを薦めているようでした。
ミノキシジルやプロペシアは、皆さんもご存知でしょう。
ヒト成長ホルモンは、あまり知らないと思います。
私は、名前は知っていましたが、これがどう良いのか悪いのかが分かりませんでした。が、「病気にならない生き方」の著者である新谷弘実先生が、ご著書にて少し触れられていました。
遺伝子に記憶されている細胞分裂には限界がある
成長ホルモンで細胞分裂を促すのは、その時は良いが限界点に近づく=老化を急速に進めていることに他ならない。
と言うようなことを述べられています。
また、たんぱく質が髪に変わるには触媒としての酵素が不可欠で、ヒト成長ホルモンで細胞分裂が急増するなら、その分酵素も多く使いますね。
ところが、この酵素の量と言うのは、人により違うが決まっていて増やせないらしいのです。これが今の通説です。
新谷先生は増やせると言う説を採っていますが、増やすには増やす食習慣と生活習慣があり、それを続けることが必要と述べられています。
いずれにしても、ヒト成長ホルモンでは、少ない酵素を急激に使うことにもなり(要は髪だけに影響を及ぼすものではなく体全体に影響を及ぼすから)、細胞分裂の限界点に急速に近づくのですから、10年20年後が怖いと言うことでしょうか。
限界のあるもので先々で使う予定のものを、先に使ってしまうことになるのですね。
何か日本の国債のように感じてしまいます。
まあ、ヒト成長ホルモンを摂ることは、自然の摂理とは逆行しようとしているのですから、決して自然治癒力を向上させるものではないのは明らかなことですね。
動物実験では、体には害を与えないらしいです。
でも、人間での治験がないらしいですね。それもまだまだ一般に発売されて間のない商品ですから、どこにどんな影響が出てくるのか追跡調査自体もないのですね。
酵素がゼロになった時が、人間の死です。
これが、分かれば酵素を無理に消費するのは、怖いと思いませんか?
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