育毛はケアを始めた時がスタートではなく、もっと後からがスタートライン

今の薄毛の状態は昨日までの結果

ご相談者の方には一番最初に、ケアの効果の出方の大まかな経過予測をお知らせするようにしています。でないと、変な勘違いをしている人が多いからです。昨日もケアをされている方で、一番最初に図で理由を説明しているのに、毎回毎回同じような不安を訴えてくる方がいらっしゃいました。

まぁ、何事も未知の世界＝将来の姿なんて、誰にも分からないし見えないので不安になる気持ちは分かります。が、こんな人に限って、私のところでケアを始める前に、結構危ないことを平気でしているのです。それも、ネットで評判の良さそうなものを探してお使いになっているのですね。

そんなことを長年続けてきた結果がケアを始める時に出ているのですが、これで終わりでないところが育毛の難しいところかもしれません。

過去の影響はまだまだ続く

ケアを始める時に出ている症状は、確かに過去取り組んできた結果なのですが、この過去と言うのは約半年くらい前に取り組んでいたことの結果が表面化しているのです。
と言うことは、半年前から昨日までやってきたことの結果は、今日から半年先の間に出て一番見た目の底になるのが半年先くらいなのです。

あくまでも、毛の生育パターンから大まかな経過予測を書くとの話です。
これには、例外は確かにあるのですが、多くの薄毛の方には例外は当てはまらないので、今から始めることは、半年先から順番に出てくるものだと思っておく方が無難です。

半年よりも早く回復傾向になる良い例外もあるのですが、この半年に当てはまらずに長い時間がかかる不幸な人もいらっしゃいます。

アレルギー体質の人は不幸になりやすい

どんな人かと言うと、アレルギー体質の人です。こんな体質の人がミノキシジル系の育毛剤を使ったり、プロペシアやフィナステリドを飲んでいた時は、正直いつ過去の影響が抜けるのは予測が付きません。

ミノキシジル系の育毛剤や飲む方を使っていた場合、薬の影響が抜けるまでに今までで一番時間がかかったなぁ、って思った方は、約5年くらいかかっています。比較的早い人はアレルギー体質でなく、半年くらいで抜けていました。

早い人で半年ですから、普通で1年とか2年かかります。
飲む方のプロペシアとフィナステリドの場合、症例が少ないので何とも言えませんが、飲むのを止めてもすぐに影響が出ずに、2ヶ月後くらいから急激に影響が出てきて毛が全て抜けてしまって、次に生え代わってこない人がいらっしゃいました。

頭皮は血の気の無いような真っ白な状態で、とてもじゃありませんが、通常の毛が生え代わってくる頭皮ではありませんでした。薬の副作用や後遺症は怖いと思った瞬間です。

この方は、薬を4年飲んでいたらしいですが、2年目を境に飲めども進行するばかりで体調も悪かったので止めたのです。「毛は無くなったけど、体調が悪いのは嫌なので2度と飲まない」とおっしゃっていました。

と言うように、過去の影響の結果は今の先々まで及ぶのです。
薬が絡んでいなければ最長で半年くらい先まで影響が及びますが、薬が絡むといつまで影響が及ぶか予測が付きません。

例え、見た目には駄目な状態が続いても、未来に毛が無くならないだろうと思われる前兆（育毛の効果として）は出てくるので、その前兆を信じてケアを積み重ねて欲しいですね。育毛は未来の毛の為に行うもので、未来の毛にしか影響が及ばないからです。

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