最近は、すぐに結果を求める傾向が強く、何かをしたらすぐに毛が生えて薄毛が治るような情報と言いますか広告がとても多くなりました。
髪の毛には衰えて薄毛になるプロセスがあり、同様に回復するのにもプロセスがあるのです。そのプロセスを知らないのは、たぶん人の体のことを全く知らないと言うことなんでしょうね。
【髪の毛は生え替わりながら薄くなる】
前回は髪の毛に元気が無くなり、腰が無くなる原因は何かについて記述しました。
こんな髪の毛になるのは、頭皮の血行・血流が悪くなり毛母細胞の働きが悪くなるからと言うのと、食べる物が悪いので毛を作る触媒をしている酵素の働きが悪くなっているからでしたね。
この髪の毛の変化は、今生えている毛に出てくる変化で、この状態を放っておくと次に生え替わってくる髪の毛が細くなってくるのですね。柔らかく細くなった髪の毛が生え替わることで段々と増えてくるのです。
この柔らかく細くなった髪の毛の割合が2割3割と増えてくると、今まで見えていなかった地肌が見えるようになってきて、「ヤバイ!薄くなってきた。」と気づくことが多いのです。
この前後くらいに抜け毛が増えることが多いですね。
抜け毛が増えて薄くなることが多いので、多くの人は抜け毛を減らしたがるのですが、抜け毛を減らすことが問題解決にならないのは分かりますよね。
【髪の毛は生え替わりながら増える】
薄くなる時は生え替わりながらなのですから、毛が増える時も生え替わりながらになるのです。
効果のある育毛剤を使えば、いきなり本来の太いちゃんと成長する毛が発毛してきて増えるなんてことはないのです。
その効果で増えるのは円形脱毛症やびまん性脱毛症・抗がん剤等の薬の副作用での脱毛症の場合だけです。
頭皮の血行・血流が改善され食習慣も改善され、毛母細胞の働きが活発になることで、ご自身本来の髪の毛を作れるようになります。
すると、今生えている毛の伸びてくる部分の毛質が本来の毛質に少し近づき始めて変わってくるのです。でも、生えている毛に出る効果は、それが限界です。細くて柔らかい髪の毛しか作れない毛母細胞には、それだけの力がないからです。
頭皮の血行・血流が良い状態で食習慣も良い状態だと、本来の太さ・固さ・伸びる毛に生え替わってくる毛母細胞に生まれ替わるのです。
最初は毛質が変わり、次に生え替わってくる毛に固さが出てきて、次に生え替わると太さが出てきて、最終的にちゃんと伸びる毛に生え替わってくるのですね。同時進行することもあります。
【10月10日で赤ん坊は生まれる】
人の赤ん坊は10月10日母親のお腹の中で育ちます。これより早く生まれると未熟児として生まれてきます。母親から栄養を得てお腹の中で十分育ってから生まれることで健康な赤ん坊として誕生するのです。
実は、人の髪の毛にもよく似たところがあります。それは、髪の毛として伸び始める前に、毛穴の内部で毛になる組織が生まれて約4か月くらい成熟しているのです。この時の頭皮の栄養状態と食習慣次第で、その毛が伸び始めて発毛した時にどこまで育つのかが決まるのですね。
【10万本の毛が順番に生え替わっている】
約10万本あると言われている髪の毛が、順番に頭皮の血行・血流が良く・食習慣もばっちりでになっていることで、順番に本来の毛に生まれ替わっていることで、薄毛にならないしハゲにもならないのです。
この生え替わるサイクルは、個人差がとても激しく、男性で3年前後~4年前後、女性で5年前後~10年前後と差があります。
でもまあ、頭皮の血行・血流が良く・食習慣もばっちりな状態を維持継続するような、育毛方法を採っていれば、髪の毛を維持出来て薄毛も改善できると言うことです。
ところが、現代社会は頭皮の血行・血流を悪化させ、食習慣が全く駄目になるような環境にあるのです。それを記述しているのが以下の書籍です。
【毛根を種と考えると分かりやすい】
上述の表現の中で「毛母細胞」とか「毛穴内部の組織」とか記述していますが、これを「種」としてみると分かりやすいですね。
植物が芽を出す種のように、種周辺の土地が肥沃なら良い植物が育ちます。良い植物を育てたければ良い土地が肥沃なことが必要で、かつ良い植物に育つ「種」に植え替える必要があるように
本来の髪の毛が育つようにするには、良い髪の毛が育つ種に生まれ替わることが必要だし、その種に栄養を与える頭皮の血行・血流と食習慣が大事だと分かるでしょう。
そんな種に生まれ替わる育毛方法、そんな種が本来の髪の毛に育つ育毛方法を採って下さいませ。
【薄毛と育毛のご相談を承ります】
育毛相談WEBでは、このブログの管理者である育毛の道案内人が、24年以上の育毛相談の現場で分かった事実・現実を元に、あなたのタイプに適した育毛方法を探る為に、あなたのタイプから薄毛の原因と育毛の問題点を明らかにします。