え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

拳銃無頼帖 明日なき男

2016年10月03日 | アクション
1960年 日本(日活) 85分 アクション
監督/野口博志
出演/赤木圭一郎、宍戸錠、笹森礼子
   南田洋子、藤村有弘、水島道太郎

(80点) 早撃ちの竜とコルトの錠が岐阜で対決・・・。

早撃ちの竜と竜をライバル視して付け狙うコルトの錠が活躍する日活無国籍アクション映画。
四年後に東京オリンピックを控えていた頃、和製ジェームスディーンと呼ばれ大人気だった赤木圭一郎は岐阜を目指していた。
殺し屋稼業から足を洗おうとしていたが、ライバルのコルトの錠こと宍戸錠が岐阜の病院で死にそうだと聞いて駆け付けたのだ。
しかしそれは赤木圭一郎に恨みを持つマフィアの罠だった。
そこに訳あり美女、唐突に死ぬ若者を経て、ピンピンしている宍戸錠と再会する赤木圭一郎。
一瞬だけ観た訳あり美女が気になり真相を探る圭一郎は岐阜を仕切るマフィアの抗争に巻き込まれていく。


赤木圭一郎が早死にしたため最終作となったシリーズ第四弾。
まーよーするに現代劇版用心棒。
四年後に東京オリンピックって奇跡的に時期が一緒で笑った。
岐阜にある昭和映画を500円で週替わりで観せてくれるロイヤル劇場で岐阜ロケ大会として上映され観に行った。
このシリーズも赤木圭一郎の映画も初めてだったが、それなりに面白かった。
無茶な展開で軽いノリのアクション娯楽作だが、映画黄金期に作られているのでとても映画的でワクワクしちゃう。
この時期の映画としては出来はそんなに良くないのかもしれないけど、伝説の赤木圭一郎よりも伝説のコルトの錠が見れたので、なんか満足。


(2016年10月3日岐阜ロイヤル劇場にて回数券鑑賞)