
今までの聴取には、関与していないとの一点張りだった琴光喜が一転、野球賭博に関与していた事を認めた。
実態調査の期限であった14日の前日に武蔵川部屋を訪れ、理事長に報告したとの事。
家族に危険が及ぶから、ということで今まで虚偽報告をしていたというのだが・・・、天下の大関がこんなだとは情けない。
罪の意識や、協会を代表する大関としての自覚があれば、早急に事実を話し謝罪ということが出来たのではないだろうか。
また協会の調査の方法もおかしい。
申告した者には厳重注意にするとして、実名を公表しないことを引き換えに調査をしたという。
子供を相手にしているのではないのだから、協会もこの問題に対しての罪の意識が低いとしか思えない。
膿を出し切るのなら実名を公表の上、謹慎ならびに出場停止。その後発覚したものについては、解雇または除名と断固たる態度で望むのが本当だろう。
武蔵川理事長には「見栄の膿」も出し切ってもらわなければならない。
話を琴光喜に戻す。
先の朝青龍の引退でも問題になった責任が、琴光喜の件でも当てはまる。
処分は協会にお任せすると言っていたが、大相撲を代表する立場である大関が起こした事件、しかも罪なのであるから、ここは潔く引退するべき。
年寄名跡も用意してあるだろうから一旦引退、協会には襲名かそのまま解雇か除名の判断を仰ぐといった形が賢明だと思う。
この問題は、まだまだ尾を引きそうなので、まずはここまで。
写真は去年の秋田巡業。琴光喜と新たに実名が上った豊ノ島。