山本郡三種町森岳字西囲にある踏切です。
森岳の街から、角助堤や山本体育館に行く途中で渡ります。
福島より344.702km地点。今までのシリーズで一番色あせています(笑)。
ここの先にある角助堤は、周辺では最大の用水堤。
享保15年(1730)に、境目奉行の岡見知愛が編纂した「六郡郡邑記」の泉八日の項に、「貞享3年土民角助注進開仕、森岡村引移」とあります。
注進開(ちゅうしんびらき)とは、農民が新田開墾を願い出ること。
久保田藩では、新田開墾の経費負担や造成をした者に対し、三分の一の土地を辛労免(報酬)として与えました。
角助さんが、新田開発の為の用水堤を作った事が記されています。