10・11・27 Sat
自転車を車に積み込んで北陸~名神高速を大津方面へと向かいます。車を
瀬田に置いて自転車で走り始めます。京都の市内を巡るか、淀川を行くか
走りながら考えていました。足はなんとなしに逢坂方面へ。以前から行っ
てみたかった思い出の地を目指して出発です。
近江大橋(6:12)を渡って大津市内から京都を目指してR1号を走ります。
希望としては瀬田川に沿って宇治川を下って大阪へと行きたいですが、こ
の状況では時間が足りないと思いショートカットのコースで行くことにし
ました。
逢坂を下って山科川に合流した後、川沿いに走ってゆきますと、、、
山科川は宇治川と合流します。そして、、、
宇治川、桂川、木津川との出合を過ぎると「淀川」に名を変えて流れて
ゆきます。淀川の左岸を走る京街道をしばらく走りますが交通量が多い
ので途中から堤防上の舗道にコースをとりました。
この堤防上の舗道や河川敷の舗道には頑丈な車止めが数多く設置されて
いてその都度止まってやり過ごさなければならないのがとても面倒です。
それでも車通りの多さや信号がないだけ楽ですね。
河口へとずいぶん近づいてきました。奥に見えるビル街は大阪駅付近で
す。このまま淀川に沿ってゆくとユニバーサルシティ側に行って次の目
的地から離れてしまうので何処かの時点で対岸へと渡ることにします。
伝法大橋で対岸に渡って右岸側の淀川河口に到着です(10:20)。できる
なら琵琶湖瀬田川から河口へといきたかったのですが…。その後、杭瀬方
面へと向かいます。右岸側河口を選んだのはその為です (^^)
杭瀬から北上してゆくと阪急園田駅に到着です(11:05) 。
昔と比べて 変わったところや そのままのところ。
しばし感慨深くその光景を眺めてしまいました。
そして、駅前の小路へと入って行きます。街並の雰囲気も「ずいぶんと
変わったなぁ」というのが正直な気持ちです。そんな中、王将やエトワ
ールのパン屋は大きく変わってはいません、角のタバコ屋も…。そして
一番昔のままやなぁと感じたのが割烹のお店。店の前を通ったときの独
特の香りが昔のまんまで懐かしい。
園田を見て回って思ったことは、二十数年の歳月を経たいま当時のままを
期待してはいけないということを改めて実感させられたこと。世の中は変
化してるし、そして僕も変化しました。そのあとは江坂の東急ハンズ前を
通って京都へと向かいます(ここもサッパリと変わった)。
ガシガシとペダルを回して茨木、高槻と越えて京都方面へ。途中、大山崎
の宝積寺(宝寺)へと寄ってみました(13:10)。朝、淀川沿いを走ってい
たときに対岸に見えていた天王山の紅葉が心に残っていて、時間があれば
寄り道してみようと思っていたもので。
寺伝によると聖武天皇が勅願し、僧行基が建立したといわれる古刹です。
山内には文化財が多く、本堂・山門は府の十一面観音菩薩立像・三重塔
は国の指定文化財だそう。本堂左横にある小槌宮には大黒天がまつられ、
打出と小槌で、参詣者に福徳を授けています。一寸法師の説話も宝積寺
から生まれたのかもしれません。
そして長岡京、日向を越えてようやく京都の中心部の五条大橋です。ここ
まで来ればあとの行程はいつものコースなので気分も緩みがちです。もう
少し陽が長ければ市内でゆるりと出来たのでしょうが今は時間的な余裕も
なくなってきたようです(14:20)。
お腹に力が入らず ヘロヘロになりながら逢坂を越えて大津に戻ってきま
した。なんとか暗くなる前に戻れてよかったです。最後の最後に瀬田の丘
陵をグングンと登り返して行くと駐車に到着です(16:06)。
【走行データ】 Tm 10:03 Dst 174、2㎞ Av 17、3㎞ Max 53㎞