ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

裏同心ルンゼと石尊稜 2023

2023-12-06 | 山登り

23・12・4 Mon 

黄連谷から甲斐駒ヶ岳への登頂に向けて、先ずは裏同心ルンゼで昨年の
感覚を思い出しながらⅠ垣さんと攀じりに行きました。赤岳山荘を発っ
て(8:20)南沢から行者小屋(11:00)へ。テントを張ってアタック装備
で中山峠を越えて裏同心ルンゼへ。
早速、F1をリードで登ってみますがなかなか怖ろしい…上手く氷に立てず
尚更怖ろしい…そんな感じでなんとか越えることができました(14:10)。

 

 

 

F2はフォローで登ります(14:40)。氷に乗れるように意識しながら一歩
一歩と上がりました。F3のリードのときはF1の時と比べたら足で立てたよ
うな気がしてよい感触を得ることができました。その後、このままルンゼ
を抜けて大同心稜からの下山も考えましたが、日没時間を考えて同ルート
を下降して行者小屋(17:08)へと戻りました。

 

 

 

 

やっぱり誰もいない行者小屋に到着。分かってはいてもこの時間で既に
日は沈んで暗くとても寒いです。テントに入りコンロを焚きますがなか
なか体が暖まらず落ち着けない。夕飯を食べた後も寒くて堪らない僕は
寒さに弱くなってしまったのだろうか、八ヶ岳の冬は今よりももっと寒
いはずなのにと憂いてしまいました。ガスのカラ焚きをしても勿体ない
ので早々に就寝 

 

 

 

23・12・5 Wed 

4:00に起床。昨夜に比べたら寒さが和らいだように感じながら朝食をいた
だきます。自分ではお腹イッパイな感じになりましたが、食べた量はいつ
もよりは少なめのようです…💦
行者小屋(6:30)から中山峠を越えて三叉峰ルンゼを見送り鉾岳ルンゼか
ら石尊稜へ。久しぶりに石尊稜に取り付いてみるとボロい岩の草付みたい
になっていた。次回来ることがあるなら三叉峰ルンゼ側から取り付きだな。
石尊稜の核心は下部岩壁(8:40)の1P目です、ここはⅠ垣さんがリード。
以降はツルベで進んで行きました。

 

 

 

下部岩壁を越えると緩やかな稜線となり、上部岩壁までの間は愉しい岩
稜歩きが愉しめます。もっと積雪が多いと更に面白いだろうと思います。

 

 

 

ここまで登ってくるとロケーションがよいです。上部岩壁(10:50)は
岩稜を攀じっていきます。2ピッチで上部岩壁を終了(11:20)。あと
はロープを引きずりながらユルユルと上がって登山道(11:30)に合流
して終了。

 

 

 

あとは登山道を辿って地蔵ノ頭(12:25)から行者小屋へ下山しました。
身軽なアタックザックからテントを撤収して重荷となったザックを背負
い復路の長い道程の南沢を黙々と辿って車へ戻りました💦
今回は八ヶ岳西面のルート二本を一泊の日程で登ってヨロヨロになって
しまった僕ですがⅠ垣さんのおかげで充実した時間を過ごすことができ
ました。ありがとうございました。