大阪の舞洲(まいしま)にある公園。USJの近くといえばだいたい場所がわかるとおもいます。
一度行ってみたかったけれど、ネモフィラが一面にあるだけで、絵にならんなぁと思っていたので敬遠していたところ。お天気もいいし、行ってみようかと出かけてみた。
細かいことを言うと、駐車場代は1000円。入場料は1300円。それに高速代。阪神高速を降りたらすぐのところにある。
駐車場への道は、しっかり誘導されていて、片方向からしか入場できず、退場も一方向にしか出来ないので、混雑はしないと思われる。よく工夫している。朝早かったにもかかわらず、もうすでに駐車場にはたくさんの車が並んでいる。駐車場から歩いてすぐ、入場門がある。
ゲートをくぐると
辺り一面のネモフィラ畑。ここも一方向に移動するように誘導されているので混雑することはない。
辺り一面のネモフィラを写真に撮る。
遠くに神戸方面が見える。
アップで撮る。
きれいだけど面白くない。周りを見回すと、盛んにスマホで撮る人、一眼で長いレンズをつけた人がたくさんいる。そしてネモフィラを背景に記念撮影や年賀状用の写真だろうか、子供を三人並べて盛んに「はいこっちーー!」とお母さんたちが張り切っていたりとほのぼのとしている。
こういう写真を撮るには、この場所はいい。結婚式用の写真を撮るカップル。本格的にカメラマンと助手を引き連れてあちこちでポーズを撮っている。ほんと幸せそうな表情でこちらまで楽しくなる。ちょっと遠景から拝借。
そして一周りすると、出店がずらり。ケバブのお店があったから、食べてみた。初体験なのだ。実は、お祭りのケバブは人混みの中でほこりっぽいから遠慮していたけど、人も少ないしケバブも新品だったし、衛生上問題ないなと。
そうして、ネモフィラ畑と海を眼下にする展望席に移動する。おばさま3人席の前の一番前の席が空いていたのでそこに座る。目の前邪魔かなと思ったけれど、別に悪いことをしているわけじゃないから思い切って座ってみた。
800円なり。
良いお天気で気持ちよく食べていると、おばさま方の話し声が聞こえる。
最初は、「給食無償化っていっているけど、今、平気で給食費払わない親がいるから、たいへんやわ。」とか。おお、同業者かと思い耳をすませていると、
「ほら、魚が飛んだ!」
「トビウオかな」
(そんなはずないやろ。あれはボラ)と心の声
「トビウオ、見たことある?」
「あるある、フェリー乗ったとき見たけど、ものすごい飛んでた。」
「あれはすごい力やで。」
「そういえば、トビウオターンってあったよな。」
「さいとうこずえとかいたな。あれはアタックナンバー1やったかな。」
(それは、あゆはら こずえ!!でしょ。
斉藤梢は今太っちゃったけど昔はかわいかった子役!)
「トビウオターンって、なんやったかな。」
僕は、トビウオの下りで、
「舞い上がれ」の梅津貴司くんの 「トビウオがとぶとき 外の魚は知る・・・・・・」
の話題に触れるかと思ったのに、ちょっと肩透かしで、ケバブを食べ終わったぼくは、さっと立ち上がり、後ろを振り返り、笑顔で、
「それは、「金メダルへのターン」です」
と答え合わせをしてあげて、立ち去った。
おばさま方に、ひとしきり笑い声の後で、
「同世代やね。多分。」
と言われ、おばさま方の顔をしっかり見て、ちょっとショックを受けた瞬間だった。